アイコン (2)スーパーゼネコン4社中間決算まとめ 受注好調、利益率大幅悪化 


スーパーゼネコン4社の事業部門別の業績は、9月中間期は大幅に営業利益率を前期の6.7%から1.6%まで大幅に落としている。

土木事業は前期17.1ポイントから10.3ポイントに大幅に落ちており、唯一連結の営業利益(セグメント)を公表している鹿島で見た場合、前期の11.2%から6.8%と大幅に落ちている。ただ、国の事業がほとんどの土木事業で10%以上の営業利益を出すのもいかがなものかとも思われる。

建築事業は民間主体となり、その厳しさが出ている。粗利益段階で大林組と清水建設は5ポイント台となっており、前期から急速に悪化させている。

各社、利益率の悪化については、資材高を一番に上げているが、建築鋼材は国際価格が新コロナ惨禍からの世界的な経済回復および中国の石炭・電力不足から跳ね上がったものの、一巡すれば、元の鞘に納まると見られる。

中国は世界一の石炭産出国であり、世界一の輸入国でもある。粗鋼生産に至っては世界の6割を生産している(中国の総発電量の65%が石炭火力発電所/溶鉱炉の煙突が世界の空気を汚している)。

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なお、各社の事業別報告は、単体と連結、営業利益と営業総利益(粗利)と混在し、また国内と海外を分けたゼネコンなどあり、個別に見ていただき、合計は参考に見ていただきたい。


スペース上、前期比は前年同期比で前比に、率は営業利益率、粗率は粗利率に省略
スクロール→

スーパーゼネコン4社合計 22年3月期第2四半期(9月)

 

売上高

粗利益・営業利益

今 

億円

売上

前期

前比

利益

前期

前比

土木

4,949

5,305

-6.7%

510

907

-43.8%

10.3%

17.1%

建築

16,844

15,974

5.4%

1,006

1,674

-39.9%

6.0%

10.5%

開発

861

807

6.7%

158

209

-24.4%

18.4%

25.9%

調整

 

 

 

 

 

 

 

 

合計

26,621

25,440

4.6%

1,897

2,900

-34.6%

7.1%

11.4%

・粗利益は販管費等を差引前の利益で現場段階の利益

 


スクロール→

大林組 22年3月期第2四半期(9月)

単体

売上高

粗利益

今期

前期

億円

売上

前期

前比

粗利

前期

前比

粗率

粗利

土木

1,372

1,295

5.9%

141

257

-45.1%

10.3%

19.8%

建築

5,026

4,379

14.8%

262

466

-43.8%

5.2%

10.6%

開発

107

103

3.9%

22

26

-15.4%

20.6%

25.2%

 

 

 

 

 

 

 

 

 

合計

6,507

5,778

12.6%

426

750

-43.2%

6.5%

13.0%

 

鹿島建設 22年3月期第2四半期(9月)

連結

売上高

営業利益

今期

前期

億円

売上

前期

前比

営利

前期

前比

営率

営利

土木

1,309

1,606

-18.5%

89

180

-50.6%

6.8%

11.2%

建築

4,096

3,842

6.6%

218

348

-37.4%

5.3%

9.1%

開発

191

325

-41.2%

35

83

-57.8%

18.3%

25.5%

子社

4,433

4,077

8.7%

217

120

80.8%

4.9%

2.9%

調整

-468

-724

 

5

-11

 

 

 

合計

9,561

9,126

4.8%

564

720

-21.7%

5.9%

7.9%

 

大成建設 22年3月期第2四半期(9月)

単体

売上高

粗利益

今期

前期

億円

売上

前期

前比

粗利

前期

前比

粗率

粗率

土木

1,189

1,144

3.9%

168

216

-22.2%

14.1%

18.9%

建築

3,504

3,473

0.9%

291

435

-33.1%

8.3%

12.5%

開発

262

76

2447%

37

29

27.6%

14.1%

38.2%

調整

 

 

 

 

 

 

 

 

合計

4,955

4,693

5.6%

496

680

-27.1%

10.0%

14.5%

 

清水建設 22年3月期第2四半期(9月)

単体

売上高

粗利益

今期

前期

億円

売上

前期

前比

粗利

前期

前比

粗率

粗利

土木

1,079

1,260

-14.4%

112

254

-55.9%

10.4%

20.2%

建築

4,218

4,280

-1.4%

235

425

-44.7%

5.6%

9.9%

開発

301

303

-0.7%

64

71

-9.9%

21.3%

23.4%

調整

 

 

 

 

 

 

 

 

合計

5,598

5,843

-4.2%

411

750

-45.2%

7.3%

12.8%

 

建築資材に影響する材の国際先物相場(20/12月は末日)


スクロール→

先物相場価格 2021年11月20日現在

 

価格

単位

20/12

上昇率

備考

石炭

152.50

USD/

79.8

91%

10/5269

鉄鉱石

86.50

USD/

158

-45%

5/10221

アルミ

2,679

USD/

1,999

34%

10/183,182

スチール

4,226

CNY/

4,189

1%

10/115,928

4.390

USD/Lbs

3.509

25%

10/214.578

木材

802

USD/千bf

871

-8%

5/61,686

原油(WTI)

75.67

USD/Bbl

48.14

57%

11/984.15

海運指数

2,552

BDI

1,366

87%

10/55,647

コーヒー

233.40

USD/Lbs

124.00

88%

休憩用

 

[ 2021年11月24日 ]

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