倒産要約版 長崎の(株)お茶の山口園など2社/破産手続き開始決定 負債29億円 新型コロナ関連倒産
茶類小売の(株)お茶の山口園(所在地:長崎県長崎市文教町8-2、代表:山口正憲氏)と関連の山口園商事(株)(同所、代表:山口幸敏)は6月17日、長崎地裁において破産手続き開始決定を受けた。
負債総額は2社合計で約29億円。長崎としては久しぶりの大型倒産となる。
以下要約。
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経営破綻 要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
(株)お茶の山口園 |
2 |
本社地 |
長崎市文教町8-2 |
3 |
代表 |
山口正憲 |
4 |
創業 |
1962年 |
5 |
設立 |
1971年3月. |
6 |
資本金 |
3250万円 |
7 |
業種 |
お茶屋さん |
8 |
売上高 |
以前のピーク期、約25億円 |
2021年9月期、約10億円 |
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9 |
関連会社 |
山口園商事(株) |
本店地:同、代表:山口幸敏 |
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資本金:4800万円/不動産管理業 |
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10 |
破綻 |
2022年6月17日.(2社共通) |
破産手続きの開始決定 |
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破産管財人 |
中西祥之弁護士(中西総合法律事務所) |
電話:095-895-7070 |
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裁判所 |
長崎地方裁判所 |
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負債額 |
(株)お茶の山口園が約27億円 |
山口園商事(株)が約2億円 |
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14 |
破綻理由 |
同社は店舗展開のお茶屋さん。九州各地のお茶を仕入れ、自社加工して緑茶やウーロン茶を生産、自社の百貨店やショッピングモールなどにピーク時60店あまりを展開していた店舗で販売していた。しかし、お茶がペットボトルに化けてから茶葉の売上不振が始まり、企業景気絶好調のアベノミクス下でもお茶などの高級贈答品用は売れなくなり、同社は自家焙煎の珈琲を開発して売上高の確保を務めていた。しかし、今般の新コロナ事態では店舗が休業要請や時短要請を受け、販売不振に追い討ちをかけ、過去の店舗出店や設備投資にかかわる借入金も大きく、負担も重たくなり、今回の事態に至った。 山口園商事(株)は連鎖した。 |