倒産要約版 焼津中央水産(株)(静岡)/民事再生申請 長官賞受賞社
静岡に拠点をおく、焼津中央水産(株)が民事再生申請したことが判明した。
負債総額は約5億円。
以下要約。
経営破綻 要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
焼津中央水産(株) |
2 |
本社地 |
静岡県焼津市藤守2293-17 |
3 |
代表 |
青島武士 |
4 |
設立 |
1978年4月. |
5 |
資本金 |
2000万円 |
6 |
業種 |
冷凍マグロ加工業者 |
自社ブランド「まぐろチャーシュー」 |
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7 |
売上高 |
以前のピーク期、約10億円 |
2022年3月期、約4億円 |
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8 |
破綻 |
2022年6月1日. |
民事再生法の適用申請 |
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9 |
申請代理人 |
石井健弁護士(東京丸の内法律事務所) |
電話:03-3213-1081 |
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10 |
監督員 |
松田隆広弁護士(あおば法律事務所) |
電話:054-202-6840 |
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11 |
裁判所 |
静岡地方裁判所 |
12 |
負債額 |
約5億円 |
13 |
破綻理由 |
同社は冷凍マグロ加工業者、全国水産加工部門の審査会で水産庁長官賞を受賞、自社ブランド「まぐろチャーシュー」を展開するなど知名度も有している。しかし、魚をほとんど食べなかった14億人の国民を抱える中国などが魚を食べ始め、世界中で魚を取り捲り、魚資源枯渇、マグロの減少により漁獲量制限、魚価高騰、国内は消費不況で価格転嫁にも限界があり、今般の新コロナ事態では、飲食店などの需要が大幅減少、同社は売上高を落とす中、過去の設備投資に伴う借入負担も大きくなり、経営不振に陥り、今般、スポンサーの支援を受け再生を図るべく、民事再生の申請となった。
最近、焼津や沼津の水産関係会社の破綻があとを絶たない。水産会社出身の農林水産大臣が何も対策をしないのならば、静岡県が緊急対策を練るべきではないだろうか。地元食材購入や食事支援クーポン発行など・・・。 |