同社は水産物練物製品製造会社、はんぺんやつみれなどを製造。東日本震災で同社の石巻工場が被災、その後、新工場として再建させていた。しかし、時代の変化により家庭では手のかかる鍋物需要が減少、２度の消費税増税に伴う消費不況によりさらに需要は低迷、同社は売上高の減少に効率面から２０１９年に銚子の本社工場を閉鎖し、石巻新工場に生産を集約させ対応していた。しかし、今般の新コロナ事態で、飲食店や学校給食の需要も大幅減、一方、原材料の魚類が不漁のため価格高騰、価格転嫁もできず赤字が続き、新工場にかかわる設備投資の借入金負担も大きく、抜本的に財務体質を改善し再起を図るため、今回の民事再生の申請となった。

再生債権の届出期間は令和5年2月24日まで。

再生債権の一般調査期間は令和5年3月30日 から令和5年4月6日まで。

事件番号は令和5年（再）第1号となっています。

既報記事

ダイマル食品（株）(千葉・宮城)／民事再生申請　銚子半片・練物製造　倒産要約版