アイコン トルコ大地震、日本の救助隊トルコ到着 死者1万1千人超す


6日午前4時17分ころ発生したM7.7の地震、その後もM6台が数回、M7.6の余震が発生し被害を拡大させている。8日夜のCNN報道では死者は1万1千人を超えたという。

東アナトリア大断層(トルコがあるアナトリアプレートに南のシリア側からのアラビアプレートが潜り込む形で衝突した大断層)で地震が発生し、断層沿いに余震が発生し続けている。

一帯は500メートル前後と比較的高度が高いものの、平地は軟弱な沖積層とされ、地震の揺れに多くの集合住宅が倒壊して被害を大きくしている。

現地では、まだ、瓦礫の下から、生存者が発見されており、救命時間との戦いとなっている。
多くの国から救助部隊も到着し現場での救助活動に当たっている。

 

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日本は6日、いつもだが、専門家チームの先遣隊を一早くトルコへ向かわせたものの、救助活動の本体は7日夜になって出発している。それも救助隊員は僅か。
平時、即時に動かせる緊急支援部隊を用意していないためか、段取りが非常に悪く、救命時間72時間、その後、大量に派遣しても72時間を経過すれば救助活動も次元が異なってくる。
日本の本体と見られる救助隊は全国からかき集められ、8日午後やっと現地に到着。それでも消防救助隊員は12人、警察、医療関係者などが43人の計55人と救助犬4匹が本体として派遣されている。12人では何ができようか・・・。

現地では高速道は通行できるようになったようだが、一般道は各地で寸断されたまま、現場周辺の飛行場も破壊され、現在でも大型機の離発着はできず、世界からの救援物資も届けられているが配布地域は限定されているという。

震源地南部のシリア側もトルコに近い反政府組織が支配している地域で1300人あまり、その南側の政府軍支配地域では1200人あまりの死亡がそれぞれ確認されている。現在も双方の兵士らにより懸命な救助活動が展開されている。

一帯の建物は、石とコンクリ構造の集合住宅が多く、地盤も軟弱な沖積層の上に建ち、今回の地震で建物が一瞬にしてペシャンコになり、多くの犠牲者を出している。

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何か、東日本震災で押し寄せる津波を見て泣き叫ぶ人たちの風景がオーバーラップする

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[ 2023年2月 9日 ]

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