アイコン 米ファースト・リパブリック銀行 不安再燃 3/1日122ドル台⇒4/28日3ドル台 株価暴落


破綻したシリコンバレー銀、不安再燃のファースト・リパブリック銀、経営が特段悪化したわけでもないにもかかわらず、ネットで噂が広がり瞬く間にネットで預金者が引き出し、預金が大量喪失、 預金がなければ経営はできず、シリコンバレー銀は破綻、ファースト・リパブリック銀も大量の預金引き出しにあい経営危機に、大手行11行が救済に動き300億ドル緊急融資、収まったかと思えば、株価は戻らず、投資家は疑心暗鬼、同行が第一四半期に1000億ドルの預金が引き出されたと発表したとたん、それをきっかけに4月26日は5ドル台まで急落、大手行が400億ドルを再支援すると発表し、落ちついたが、株価が戻るわけではなく、投資家は疑心暗鬼のまま、28日は3ドル台まで下落している。

3月6日、仮想通貨シルバーゲート銀行が任意整理
3月10日、シリコンバレー銀行破綻
3月12日、NYのシグネスチャー銀行破綻
3月19日、クレディ・スイス破綻
ファースト・リパブリック銀行は、3月のシリコンバレー銀行の破綻をきっかけに信用不安、株価暴落と大量の引き出しにもかかわらず、大手行の支援で生き延びている。今後、そうした銀行に預金者が戻ってくるだろうか。

 

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ファースト・リパブリック銀行の総資産は推計2,330億ドル(約31兆5千億円/135円)相当で、これにはローン債権1,730億ドルや投資証券350億ドルが含まれている。

シリコンバレーのベンチャー企業、スタートアップ企業に対して出資と融資で支援してきたシリコンバレー銀行、その破綻はそうした新興企業に多大な影響をもたらしている。
それに加え米国のスーパーIT企業が人員削減に動き、カルフォルニア州では大量のオフィス空き室率になっているという。

米バイデン氏が2021年に1.9兆ドルの新コロナ経済対策を行使、その年の秋から高いインフレに。もともと景気回復中だったことから、景気が加速し、商品取引所が博打市場に変わった。
その結果、米FRBはインフレ退治の金利高へ移行、10月から金融引き締め策に転じ、2022年3月から0.25%の金利をこれまで段階的に4.75%引き上げ、現在の5.0%まで高めてきた。
折りしも22年2月24日にウクライナに侵攻したロシアに対し3月6日の大規模経済制裁。これまで上昇していた商品価格が暴騰した。
そのため、大幅な金利上昇を短期間で実現させ、実体経済の景気を冷やすしかない。しかし、製造業は反応するが、非製造業は本格的なウィズコロナ策下に、景気拡大が続いてきている。景気拡大が続く限り、物価は上がり、金利は上げるか高止まり続けることになる。

1.9兆ドルの政府投資はこうなることが予見されていたが、それを大統領就任祝いとして執行し超インフレを大統領自らが演出した。
その火消しに当局は金利を上昇させているが、いまだ火は消えず、1~3月のGDPも消費堅調でプラスとなっている。米国は7割が内需という経済であり、内需はインフレを喚起し続けることになる。
IT機器により瞬く間に情報が伝播する世界、連動したネットバンキングの時代ではこうした事態はどこの銀行でも発生する可能性がある。次にターゲットになる銀行は・・・脛に傷がある銀行となる。
さらに大きな米国の問題は、膨大な不動産担保の債権投資、いまやオフィスビルはガラガラ状態、特にカルフォルニア州はキンス元の銀行が破綻し、オフィスビルの空きは際立っている。そうした不動産を所有する投資家が債権を発行しており、償還できるかが次の問題となる。
不動産投資家のほとんどは次の投資でも不動産に投資することから、家賃収入が入らなければ、償還することができるのだろうか。売却しても値をたたかれ、償還問題と更なる金融機関への余波も懸念される。
不動産の債権は単独で投資家に販売されるケースは少なく、いろいろな債権を一まとめにして投資家に販売している。リスクが軽減されるが、利息どころか償還金が全額戻ってこない一部デフォルトのケースが多発する可能性もある。特に金利が高く設定されている販売商品は要注意となる。
すべての原因はウクライナの漬物になり、経済音痴丸出しの頑固な老人バイデンの所業であろうか。

金融当局のインフレ退治の米金利上昇策とインフレ推進策のバイデン氏との関係。
景気を冷やし、失業率が少し上昇しても物価を下げるとした米金融当局、一方でバイデン氏の政策は、インフレを加速させる動きに徹している。
1、 ウクライナ戦争特需景気・・・兵器産業は空前の忙しさに追い込まれている。それでも砲弾が足りず韓国から10万発、さらに50万発調達して、ウクライナに送り込む。
2、 CHIPS法による大規模半導体工場の建設ラッシュ+サプライチェーン企業も同様工場進出
3、 IRA法によるEV専用大規模工場の建設ラッシュ、EV用バッテリー大規模工場の建設ラッシュ、各々のサプライチェーン企業の米国への工場進出ラッシュ。
そうした政府の策動により、恩恵を受ける企業は兵器産業同様、偏って入るが、総じて景気を押し上げることになる。一方で冷やし、一方で火を付けていてはいつまで経ってもインフレジレンマから抜け出せない。
それでも金利高で一番打撃を受けるのは不動産業であり、それに巣食う投資ファンドでもある。


スクロール→

FRC ファースト・リパブック・バンク

株価推移

備考

 

ドル

前日比

出来高

 

4/28

3.73

サーキットブレーカー作動

1351分現在、現地時間

4/27

6.19

0.50

83,275,567

米大手行、400億ドル支援へ

4/26

5.69

-2.41

190,394,283

 

4/25

8.10

-7.90

193,018,273

 

4/24

16.00

1.74

90,165,118

第一四半期1000億ドル引出報道

4/21

14.26

0.38

23,722,565

 

4/20

13.88

-0.26

18,277,147

 

4/19

14.14

1.56

45,167,689

 

4/18

12.58

-0.56

18,874,562

 

4/17

13.14

0.02

17,674,567

 

4/14

13.12

-0.49

23,484,230

 

4/13

13.61

-0.21

23,484,366

 

4/12

13.82

-0.31

19,982,296

 

4/11

14.13

-0.03

15,404,484

 

4/10

14.16

0.13

24,267,369

 

4/6

14.03

0.59

23,145,785

 

4/5

13.44

-0.35

29,751,248

 

4/4

13.79

-0.81

31,194,955

 

4/3

14.60

0.61

31,223,863

 

3/31

13.99

0.30

39,130,808

 

3/30

13.69

-0.57

45,300,959

 

3/29

14.26

0.76

64,159,790

 

3/28

13.50

-0.32

56,775,742

 

3/27

13.82

1.46

117,259,066

 

3/24

12.36

-0.17

72,829,501

 

3/23

12.53

-0.80

98,571,896

 

3/22

13.33

-2.44

134,711,538

 

3/21

15.77

3.59

228,499,812

20日、クレディ・スイス破綻

3/20

12.18

-10.85

189,943,649

FRC700億ドル引き出し報道

3/17

23.03

-11.24

149,193,892

米大手11行、300億ドル支援

3/16

34.27

3.11

196,079,956

 

3/15

31.16

-8.47

98,232,799

 

3/14

39.63

8.42

119,002,054

 

3/13

31.21

-50.55

134,939,530

12日シグネチャー銀行破綻

3/10

81.76

-14.25

51,420,574

SVB銀行閉鎖

3/9

96.01

-18.99

9,321,819

 

3/8

115.00

-0.60

1,443,529

仮想のシルバーゲート銀任意整理

3/7

115.60

-6.47

2,340,520

 

3/6

122.07

-1.15

1,493,717

 

3/3

123.22

3.48

1,477,200

 

3/2

119.74

-2.76

1,690,886

 

3/1

122.50

-0.51

1,850,992

 

・暗号資産銀行シルバーゲート銀行は任意整理

 

 

 

FRC ファースト・リパブック・バンク

株価推移

備考

 

ドル

前日比

出来高

 

4/28.

3.96

 

 

1255分現在(現地時間)

4/27

6.19

0.50

83,275,567

米大手行、400億ドル支援へ

4/26

5.69

-2.41

190,394,283

 

4/25

8.10

-7.90

193,018,273

 

4/24

16.00

1.74

90,165,118

第一四半期1000億ドル引出報道

4/21

14.26

0.38

23,722,565

 

4/20

13.88

-0.26

18,277,147

 

4/19

14.14

1.56

45,167,689

 

4/18

12.58

-0.56

18,874,562

 

4/17

13.14

0.02

17,674,567

 

4/14

13.12

-0.49

23,484,230

 

4/13

13.61

-0.21

23,484,366

 

4/12

13.82

-0.31

19,982,296

 

4/11

14.13

-0.03

15,404,484

 

4/10

14.16

0.13

24,267,369

 

4/6

14.03

0.59

23,145,785

 

4/5

13.44

-0.35

29,751,248

 

4/4

13.79

-0.81

31,194,955

 

4/3

14.60

0.61

31,223,863

 

3/31

13.99

0.30

39,130,808

 

3/30

13.69

-0.57

45,300,959

 

3/29

14.26

0.76

64,159,790

 

3/28

13.50

-0.32

56,775,742

 

3/27

13.82

1.46

117,259,066

 

3/24

12.36

-0.17

72,829,501

 

3/23

12.53

-0.80

98,571,896

 

3/22

13.33

-2.44

134,711,538

 

3/21

15.77

3.59

228,499,812

 

3/20

12.18

-10.85

189,943,649

FRC700億ドル引き出し報道

3/17

23.03

-11.24

149,193,892

米大手11行、300億ドル支援

3/16

34.27

3.11

196,079,956

 

3/15

31.16

-8.47

98,232,799

 

3/14

39.63

8.42

119,002,054

 

3/13

31.21

-50.55

134,939,530

12日シグネチャー銀行破たん

3/10

81.76

-14.25

51,420,574

SVB銀行閉鎖

3/9

96.01

-18.99

9,321,819

 

3/8

115.00

-0.60

1,443,529

仮想通貨シルバーゲート銀行任意整理

3/7

115.60

-6.47

2,340,520

 

3/6

122.07

-1.15

1,493,717

 

3/3

123.22

3.48

1,477,200

 

3/2

119.74

-2.76

1,690,886

 

3/1

122.50

-0.51

1,850,992

 

[ 2023年4月29日 ]

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