久慈市冷凍水産加工業協同組合(岩手)/事業停止 あまちゃんの里 倒産要約版
岩手に拠点をおく、久慈市冷凍水産加工業協同組合が事業停止したことが判明した。
負債総額は約6.5億円。
以下要約。
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倒産要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
久慈市冷凍水産加工業協同組合 |
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本社地 |
岩手県久慈市長内町第40地割18-1 |
3 |
代表 |
代表理事:三浦勝年 |
4 |
設立 |
1976年7月. |
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資本金 |
出資金:7294万円 |
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業種 |
水産物の冷凍食品製造業 |
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売上高 |
2022年3月期、約2.3億円 |
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破綻 |
2023年4月10日. |
事業停止/弁護士一任 |
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委託弁護士 |
熊谷清一弁護士(あおば綜合法律事務所) |
電話:0178-47-3455 |
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裁判所 |
未定 |
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負債額 |
約6.5億円 |
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破綻事由 |
同社は地元で水揚げされる鮮魚の冷凍加工食品製造業の組合。鮮魚の卸、冷蔵保管業務も手がけていた。東日本大震災で被災し、その後、事業を再開させていたが、2015年には組合員が組合を通して受領していた震災補助金を目的外に使用したとして、行政機関から組合が返還命令を受けていた。その後、新コロナ事態に至り、売上不振が続き、借入金の負担も大きく、同社は、事業継続は困難として、今回の事態に至った。
復興支援の補助金不正は、同組合を通してフィッシュミール・オイル製造の(有)大原商店(2017年12月会社更生法申請)に支出していた。しかし、大原商店が補助金(計約2.5億円)を申請外の設備投資(申請:水産物加工の残渣の肥料化設備→実際:鳥関連の肥料化製造設備)に使用していたとして、監督行政機関から組合に対して返還を求められ、組合は大原商店に返還を求めたものの支払われず、組合が大原商店に対して会社更生法の適用申請を申し立てた。しかし、大原商店に返済能力はなく、組合の負担は重たくなっていた。 |