アイコン 1~3月期GDPは0.4%増、2022年度は1.2%プラス


内閣府が17日に発表した今年1~3月までのGDPの速報値は、物価の変動を除いた実質の伸び率が前3ヶ月と比べてプラス0.4%となった。
これが1年間続いた場合の年率換算ではプラス1.6%で、3期ぶりのプラスとなった。

内需依存度はプラス7、外需依存度はマイナス3だった
GDPの半分以上を占める「個人消費」は、前3ヶ月と比べて0.6%のプラスとなった。新コロナの影響がウィズコロナ策突入やGOTOキャンペーンなど政策支援もあり、和らいで旅行や外食などサービス消費が回復、自動車販売も増えたことが要因。

 

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★家計消費支出は実質で22年1~3月(オミクロン株拡大期)の▲1.1から4~6月の1.7、7~9月期0.0%、10~12月は0.2であり、23年1~3月き0.6ポイントに拡大している。
民間住宅も実質で0.2ポイント上昇した(前10~12月期は0.1%でプラス幅が拡大した。

★企業の設備投資も自動車向けなどの投資が堅調でプラス0.9%増。
民間の住宅投資もプラス0.2%と2期連続のプラスとなった。ただ、実質は前期の0.1%から▲0.4ポイントと急減している。実質と名目では大きく乖離している。

★一方、「輸出」は、▲4.2%となった。
統計上「輸出」に計上される外国人旅行者によるインバウンド需要が大きく伸びたものの、海外経済の減速の影響で中国や欧米向けの輸出が落ち込んだことによるもの。

★政府投資は、
政府最終消費支出は、実質▲0.0%(10~12月期は0.2%)、名目では0.4%(10~12月期は0.5%)となった。
公的固定資本形成は、実質2.4%(10~12月期は0.2%)、名目では2.3%(10~12月期は0.8%)となった。

資源や食料など輸入価格の上昇に伴って国内でもさまざまな商品への価格転嫁が進み、物価が上昇したことを反映して、名目では7.1%と実質を大きく上回る伸びとなっている。

昨年度=2022年度(2022年4月~2023年3月までの)1年間のGDPは、前年度比で実質伸び率がプラス1.2%と、2年連続プラスとなった。

[ 2023年5月17日 ]
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