(株)鶴電工業(山形)/自己破産へ 電気工事 倒産要約版
山形に拠点をおく、(株)鶴電工業が自己破産の準備に入ったことが判明した。
負債総額は約9億円。
以下要約。
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倒産要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
(株)鶴電工業 |
2 |
本社地 |
山形県酒田市広栄町2-1-3 |
3 |
代表 |
百目木聡 |
4 |
設立 |
1975年11月. |
5 |
資本金 |
3000万円 |
6 |
業種 |
電気工事会社 |
7 |
売上高 |
2020年6月期、約9億円 |
2022年6月期、約17億円 |
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8 |
破綻 |
2023年5月2日. |
弁護士一任/自己破産申請の準備中 |
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9 |
委託弁護士(1) |
藤井正寿弁護士(藤井正寿法律事務所) |
電話:0234-28-9110 |
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10 |
委託弁護士(2) |
新井野裕司弁護士(新井野法律事務所) |
電話:0234-23-8001 |
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11 |
裁判所 |
未定 |
12 |
負債額 |
約9億円 |
12 |
破綻事由 |
同社は電気工事会社、高圧電線からの引き込み、屋内配線までを手がけ、工場や大型施設工事にも対応していた。受注先はゼネコンや大手電気工事会社を擁していた。業績は大型工事など受注案件などにより上下する中、2022年7月期には売上高は急伸したものの▲9000万円あまりの経常赤字を計上していた。 さらに、2022年5月には山形県から業法違反で一時営業停止処分を受け、これにより国交省東北地方整備局からも指名停止を受け、大手ゼネコンや電気工事会社などからの信用を失墜させていた。同社は受注不振に陥り、事業所などの閉鎖など対応してきたものの、今般の新コロナ事態下の資源高による材料費の高騰などもあり、採算性も悪化し、資金繰りに窮し、今回の事態に至った。 |
(株)鶴電工業の財務・業績内容 2022年6月期/千円 |
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流動資産 |
611,607 |
流動負債 |
152,724 |
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固定負債 |
706,468 |
固定資産 |
289,979 |
自己資本 |
42,393 |
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うち資本金 |
30,000 |
総資産 |
901,586 |
総資本 |
901,586 |
売上高 |
粗利益 |
経常利益 |
自己資本率 |
1,703,363 |
131,254 |
-90,646 |
4.7% |
事業:電気工事 |
東北地方整備局:2022年6月1日
指名停止措置業者:株式会社鶴電工業
指名停止期間:令和4年6月1日~令和4年7月12日(6週間)
事実概要:
株式会社鶴電工業は、民間発注の建設工事において、建設業法第3条第1項の許可を受けないで建設業を営む者と、建設業法施行令第1条の2第1項の規定による請負代金の額以上の下請契約を締結した。このことが同法第28条第1項第6号に該当するとして、令和4年5月10日に建設業許可部局である山形県知事から10日間の営業停止処分を受けた。よって「工事請負契約に係る指名停止等の措置要領」に基づき指名停止措置を講じた。