アイコン 【緊急・入札情報】北部クリーンセンター解体撤去工事(大津市環境部環境施設課)


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九州地方は台風6号の影響で海も陸も大荒れ、交通機関や高速道路など一部で欠航や通行止めなど各地で被害が発生している。台風などは天災と呼ばれているが、滋賀県大津市環境部環境施設課で発生した北部クリーンセンター解体撤去工事入札は明らかに人の悪意による人災入札である。

入札日      令和5年7月28日
予定価格     1,698,880.000円
最低制限価格   1,447,565,000円
落札金額     1,447,566,000円
落札業者     株式会社 淺沼組 京滋営業所

 

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淺沼組

最低制限価格         1,447,565,000円
株式会社 浅沼組 京滋営業所 1,447,566,000円  落札
株式会社 前田産業 大阪支店 1,404,400,000円  失格
株式会社 安藤・間 大阪営業所 1,432,000,000円 失格
五洋建設 株式会社 大阪支店 1,446,000,000円 失格
村本建設 株式会社 京都営業所 1,447,700,000円
東急建設 株式会社 関西支店 1,450,000,000円
西武建設 株式会社 京滋営業所           辞退


大津市環境部環境施設課が発注した北部クリーンセンター解体撤去工事入札で株式会社 淺沼組 京滋営業所が最低制限価格1,447,565,000円のところを最低制限価格に1000円上乗せした1,447,566,000円で落札している。ハッキリ言って世の中を舐めている。

常識的に考えて最低制限価格に1000円を上乗せした価格は有り得ない。

大津市環境部環境施設課の誰かが最低制限価格を淺沼組 京滋営業所に漏洩していた可能性が浮上してきている。

大津市環境部環境施設課は、予定価格を事前に公表していない。

その為、他業者は入札公告の年度支払いや市広報等から予定価格を算定して入札を行っている。

また大津市の最低制限価格は、予定価格から算定する方式ではなく工事設計内訳書の各項目内訳から計算するものとなっている為、このような金額での入札は絶対に不可能である。

また今回、事前の価格算定は、淺沼組・五洋建設・東急建設・西武建設・鴻池組に見積依頼し、見積金額から設計書が作成されているが淺沼組の見積は5社の中で一番高い2,150,000,000円だった。にもかかわらず本番の入札で淺沼組は最低制限価格に1000円を上乗せして札入れしている。こんな非常識な落札金額は誰がどう考えても当局から最低制限価格が漏洩したと疑念を持たれても当然である。

特に今回の工事は通常の土木建築工事と異なり性能発注方式の入札で設計書から正確に金額を導くことは不可能である。
浅沼組に環境部から最低制限価格が事前に漏洩していたか、事前に内訳書もっていたかのどちらかしかない。
淺沼組以外の入札参加者が万円台の入札に対し淺沼組だけが千円単位での入札であることからも明らかに不自然であり、偽計入札妨害の疑いが出てきている。
 更に言えば、淺沼組は、現在近畿地方整備局から営業停止処分(国交省近畿整備局)を受けている身分である。

内容は市原市立塩浜学園解体工事における談合で刑が確定したものだが去年大津市は起訴された時点で指名停止処分を出しているので、今回、大津市は国交省に併せ指名停止処分は行っていない。

しかし同入札に参加している西武建設は、入札日以降8月5日から指名停止になることから今回の入札を辞退している。

西武建設の今回の入札辞退は大津市の議会承認等のことを考えると常識的な対応である。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次

[ 2023年8月10日 ]
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