ところで、きのうも報道した通り、６項目にある６０点とされている『職員の業務効率の向上につながる【オフィス環境】の実現に向けた設計の考え方』（提案内容の的確性、独創性及び実現性を評価する。）は、稀というか不思議なケースである。

しかも、コクヨの担当者Aが「今回の大村市新庁舎は『佐藤総合計画設計事務所』と心中する。」とまで公言しているとなれば、極めて異常な事態である。

佐藤総合計画といえば、２０２０年２月に行われた日本大学医学部附属板橋病院（東京都板橋区）の建替え計画で選定委員会が出した評価点を改竄させるなどして約24億円で受注し、そして、日大から支払われた着手金約7億3,000万円のうち2億2,000万円を、大阪市の大手医療法人「錦秀会」の籔本雅巳理事長（当時）が株主を務めるペーパーカンパニーに、「コンサルタント料」の名目で送金した、あの佐藤総合計画である。
コクヨが佐藤総合計画と心中したい計画も分らんでもないが、大村市での心中事件は大村市民にとって迷惑な橋である。

https://www.data-max.co.jp/article/45088
それにしても、たかが、オフィス環境に６０点は無茶じゃ。

コクヨ以外でもオフィス環境を専門にしているメーカーはいくらでもある。

イトーキ、オカムラ、ドラゴン、ナカハラと多士済々である。

そもそもコクヨとは創業者の黒田善太郎が国の誉となれと国誉〈コクヨ〉と命名しているのである。
コクヨのAさん、創業者や園田市長を泣かせるようなことをしたらいかんばい。
懸垂県議が喜ぶことだけは良い子のみんな真似はしてはいけないよ。

JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次