アイコン 陳情書全文公開(江島住民有志の会)


 

西海市のみなさん、おはようございます。
西海市は杉澤泰彦市長がオランダ村の件で書類送検され、西海署で事情聴取3回も受けたり、後援会幹部が政治資金に関することで告発されたり大変な状況が続いています。
市長の任期、残り1年半もあるのに大丈夫かね、と庁内ばかりか、市民の噂にも上るようになっている。
相変わらず江島の柏木世次会長さんに「会長!ヤバイことになって来た、助けてくれ~」と深夜に電話しているのだろうか。(笑)

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きょうは、そんな柏木世次会長さんも署名した「西海市江島地区への駐在所又は交番所を早急に設置して頂きたいと願い、江島住民60人、島外、県外からの帰省者34人の署名を添えて提出した陳情書」(江島住民有志の会)を全文公開させて頂きます。

旧姓田中

令和5年9月20日
長 崎 県 議 会 議 長
徳 永 達 也 様


陳 情 者
江島住民有志の会
代表 江島地区 区長
〇〇〇〇
陳 情 書
陳 述 趣 旨
西海市江島地区への駐在所又は交番所を早急に設置して頂きたいと願い、江島住民60人、島外、県外からの帰省者34人の署名を添えて陳情いたします。

1、理由又は説明
江島(えのしま)は長崎県西海市の西彼杵半島崎戸と上五島列島(友住)の中間に浮かぶ離島であり、交通の便はフェリーみしま(崎戸商船)が新上五島町友住を始発とし平島・江島・崎戸・佐世保を一日一往復で運航されていますが、佐世保・崎戸方面から来島する場合は日帰りができない不便な環境にあります。
諸般の事情により、行政的には西海市に属していますが、警察署の管轄区域としては新上五島町の有川署の管轄という変則的な地域になっています。
平成22年(2010)の国勢調査時には169人いた住民が、現在は70人に満たないほど人口減少による過疎化が進む限界集落の島でもあります。
一昔前までは江島の主な産業は漁業でありましたが、年々、漁業者の減少や高齢化が進み、漁業の衰退による地域活力の低下が懸念されています。
このような離島の現状と漁業を活性化させることを目的として、平成17年度(2005)から離島漁業再生支援交付金制度が開始され、西海市と江島集落・平島集落は集落協定を締結し、「漁場の生産力の向上に関する取り組み」などを実施していますが、国の資金による漁業研修生制度と併せて、期待したほどの成果があがっていないという残念な結果に失望しております。

そのような時に降って湧いたように持ち上がったのが「江島沖洋上風力発電事業」の計画でした。
令和2年(2020)7月には江島全域を囲む海域で洋上風力発電の「有望な区
域」に選定されています。
長崎県や西海市、漁業関係者、有識者などで構成する法定協議会が設立されてい
ますが、江島島民の思いや声は法定協議会には十分に反映されていないという現実にも失望しています。
法定協議会では発電施設を活用した地域振興、漁業操業や船舶航行への影響などについて議論し、その結果、令和4年(2022)5月「海域の先行利用の状況に支障を及ぼさないことが見込まれるとして、促進区域として指定することに異存はない」との意見を取り纏めています。
そして令和4年(2022)9月、洋上風力発電施設を優先的に整備する「促進区域」に指定されました。
経済産業省と国土交通省は令和4年(2022)12月28日、再エネ海域利用法に基づく洋上風力発電事業者の2回目の公募を開始し、令和5年(2023)6月30日で応募を締め切っています。

「長崎県西海市江島沖洋上風力発電事業」には2021年1月にJRE社を買収したENEOSグループと住友商事グループの2つの事業体が応札していますが、これまで江島住民に対する十分な説明もないまま、事業は進められようとしており、令和6年(2024)3月までには、事業者が決定するとのことです。
法定協議会では留意事項として、発電事業による漁業への影響については十分に配慮するとはなっているようですが、島内居住者に対する風車による騒音などの人体に対する影響については未だに十分な説明もないまま計画は進められています。
また、事業者が選定されると、少なくとも建設工事の1年程度前から漁業影響調査を開始すると決められていていますが、調査や工事が本格的に進みだすと、島外から島民の数を大きく上回る不特定多数の工事関係者が江島に来るものと予想され、島民の不安は増すばかりであります。
また、再生エネルギー事業というのは特殊な事業であり、市外、県外は勿論、国外からも事業関係者や工事関係者が多数、この江島に来島するということです。
静かで穏やかだった島に突然のように降って湧いた事態に島民の多くが困惑し、不安な気持ちで日々を過ごしているという実情を御理解してください。
実際に江島沖に洋上風力発電事業の計画が持ち上がって、洋上風力発電事業に懐疑的立場だった漁業者で区長でもあった島民に対し、和歌山県から国の漁業研修生制度を利用して移住してきた洋上風力推進派のリーダー格の人物が深夜、島民の自宅に乗り込み、暴力を振るい恫喝し、「洋上風力にはなにも言わない」「区長及び自治会長はやめろ」と島民を脅迫し、誓約書として自署させるという信じ難い事件も起きています。(別添参照1・2)
警察官もいない、交番もない島で深夜に起きた事件であり、被害者の心情を慮ると、余りにも腹立たしく、激しい怒りがこみ上げてきます。
本土から隔絶され警察官もいない離島だから起きた事件だとも言えます。

また、上記の移住者は令和4年10月頃、西海市の漁業関係者から傷害事件とし
て西海署に刑事告訴され、正式に受理されたという現実に島民の不安は増すばかりであります。(別添参照1・2・3)
現在、江島には月に一度、上五島署から警察官の巡回が行われていますが、今後、
江島沖洋上風力発電事業が国家プロジェクトして進められ、多数の工事関係者が来島、滞在することでの島民とのトラブル、工事関係者同士のトラブル等々の事件も予想されることから、治安維持の面から考慮すると月一回の警察官の巡回で島民の安心、安全が守れるのか不安な気持ちで一杯です。
今回の江島沖洋上風力発電事業が国家プロジェクトとして進められていく以上、国、県、市が責任を持って江島地区島民の安心、安全の治安維持のために国も県も責任を持って果たして頂きたいと切に願うものであります。
その為には江島に駐在所又は交番所の存在が安心の面から不可欠であるとの結論が島民全員の総意であり、警察力の必要性は江島地区島民の切実な願いであります。
江島に駐在所又は交番所の設置を江島島民60人と島外・県外からの帰省者34人の署名を添えて陳情致します。
以 上

JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次

[ 2023年10月 2日 ]
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