(株)マイクロブラッドサイエンス(東京)/自己破産申請 血縁検査キット 倒産要約版
東京に拠点を置く、(株)マイクロブラッドサイエンスが自己破産申請したことが判明した。
負債総額は約4.5億円。
以下要約。
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倒産要約版 JC-NET版 |
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1 |
破綻企業名 |
(株) マイクロブラッドサイエンス |
2 |
本社地 |
東京都千代田区岩本町2-14-8 |
3 |
代表 |
五十嵐圭 |
4 |
設立 |
2009年6月. |
5 |
資本金 |
3000万円 |
6 |
業種 |
採血デバイス開発販売 |
7 |
自社開発品 |
「MBSキャピラリー」 |
「新型コロナウイルスIgG/IgM抗体検出キット」 |
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「非接触体温検知器MBSサーモチェッカー」 |
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「MBS空間除菌脱臭機」 |
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8 |
売上高 |
2021年3月期、約7.5億円 |
2021年12月期、約2.8億円(決算期変更) |
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9 |
破綻 1 |
2023年9月29日. |
事業停止/自己破産申請の準備中 |
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10 |
破綻 2 |
2023年10月5日. |
自己破産申請 |
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11 |
申請代理人 |
権田修一弁護士(東京富士法律事務所) |
電話:03-3265-0691 |
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12 |
裁判所 |
東京地方裁判所 |
13 |
負債額 |
約4.5億円 |
14 |
破綻事由 |
同社は東京医科歯科大学との共同研究で開発された血液検査用の微量採血デバイス「MBSキャピタリー」を商品化し、採血検査サービス事業を展開。新コロナ事態では、中国企業と締結して抗体キットを開発し、大手製薬メーカーと販売契約を締結していた。2021年7月にはプロルート丸光の子会社になった。しかし、抗体検査キットの製品開発が遅れたのか、大手製薬メーカーから契約解除と5億円以上の損害賠償請求訴訟を起こされ、同社は信用不安に陥り、またプロルート丸光も今年1月、同社株を五十嵐代表に売却して特別損失を計上するとともに子会社から外した。こうした中、同社は抗体検査キットの在庫を大量に抱え不良在庫化、赤字も続き、資金繰りにも窮し、今回の事態に至った。 |