同社は刺繍レース入りの婦人用衣料品製造会社。有名ブランドの製品を試作から染色・刺繍まで一貫生産まで手がけていた。しかし、消費不況で高級衣料品が売れなくなり、同社は経営不振に陥り、債務超過状態が続いていた。そうした中、今般の新コロナ事態で各種レセプションや冠婚需要が大幅減り、さらに受注は減少、各種機械設備など設備投資を借入金に依存していたことから借入金も大きく、支えきれず、今回の事態に至った。

この破産手続きに関しては、選任された荘司円香弁護士が破産管財人として担当することが決定されています。

同破産管財人によって行われる破産手続きに関して、債権者に対する届出期間が設定されています。この期間は、令和5年10月30日まで。

また、財産状況に関する情報を報告するための調査も実施されます。この調査に関する報告集会や一般調査、廃止意見聴取、計算報告などの期日は令和6年1月19日午前11時30分、となっています。

当該事件は、令和5年（2023年）に発生したもので、番号は（フ）第90号となっています。

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