追報:(株)ヤマコン/破産手続き開始決定 <名古屋市>
続報。「(株)ヤマコン」は(名古屋市熱田区切戸町3丁目162番地***)に所在している企業です。
同社は昆布等乾物卸業で、令和5年(2023年)11月9日に名古屋地裁にて破産手続きの開始決定を受けました。(官報より参照)
停止時の負債総額は約28億円。
同社は「ヤマコン」ブランドの出汁用昆布、佃煮、惣菜、乾物利用の食材を主力とする乾物卸業者。ワカメ・ヒジキなど海藻類も扱っていた。北海道や三重県の産地から材料を仕入れ、自社工場で製品化していた。
しかし、時間のかかる家庭料理が敬遠されるなど、時代により食生活が一変、同社製品は売上不振が続いていた。今般の燃料や材料が価格高騰し、生産コストが大幅上昇、消費不況で販売価格への転嫁は限られ、同社は採算性も急悪化させ、資金繰りにも窮し、今回の事態に至った。
この破産手続きに関しては、選任された長谷川龍伸弁護士が破産管財人として担当することが決定されています。
同破産管財人によって行われる破産手続きに関して、債権者に対する届出期間が設定されています。この期間は、令和5年12月11日まで。
また、財産状況に関する情報を報告するための調査も実施されます。この調査に関する報告集会や一般調査、廃止意見聴取、計算報告などの期日は、令和6年2月28日午後3時となっています。
当該事件は、令和5年(2023年)に発生したもので、番号は(フ)第2171号となっています。
既報記事
(株)ヤマコン(愛知)/自己破産へ 昆布 負債28億 倒産要約版