追報:(株)色彩工房藍/破産手続き開始決定 <富山市>
続報。「(株)色彩工房藍」は(富山市城川原2丁目***)に所在している企業です。
同社は木造住宅建築業で、令和5年(2023年)11月16日に富山地裁にて破産手続きの開始決定を受けました。(官報より参照)
停止時の負債総額は約1.2億円。
同社は富山県内を中心に木造住宅の新築工事やリフォームを受注していた。
自社住宅ブランドとして「レモンホーム」を展開。しかし、注文住宅の着工戸数が減少するなか、大手企業の進出などから競争激化、そうしたなか発生した今般の新コロナ事態、米国では感染を恐れ、戸建て住宅需要が急増し、木材価格が暴騰してウッドショック、木材価格が新コロナ前の価格より一時4倍高まで上昇した。日本での木材価格も高騰し、同社は採算性を急悪化させた。米国での木材価格はインフレ退治の金利高で落ち着いてきたものの、日本の木材価格は超円安ショックで高止まりしたまま、同社は資金繰りにも窮するようになり、今回の事態に至った。
この破産手続きに関しては、選任された大坪直人弁護士が破産管財人として担当することが決定されています。
同破産管財人によって行われる破産手続きに関して、債権者に対する届出期間が設定されています。この期間は、令和5年12月18日まで。
また、財産状況に関する情報を報告するための調査も実施されます。この調査に関する報告集会や一般調査、廃止意見聴取、計算報告などの期日は、令和6年2月22日午前10時となっています。
当該事件は、令和5年(2023年)に発生したもので、番号は(フ)第188号となっています。
既報記事
(株)色彩工房藍(富山)/事業停止・弁護士一任 住宅建築工事 倒産要約版