自民党の選挙資金操作/甘利氏の裏金提供疑惑
2019年の参院選で、自民党の選挙対策委員長だった甘利明衆院議員(74)が、宮城選挙区での同党公認候補の応援に現金100万円を提供したことがわかりました。甘利氏は広島選挙区でも同様の金額を提供しており、これは自民党の資金を使って全国各地の同党公認候補に陣中見舞いとして配ったものです。
報道によれば、甘利氏が関係する政治団体や自民党の報告書にはこれらの支出が記載されていないため、事実上の裏金とみられています。甘利氏は全国を回って選挙応援に当たっており、宮城選挙区では選挙戦3日目に現金を渡したとされています。
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また、河井克行元法相の大規模買収事件に関連して、甘利氏が100万円を提供したことも明らかになりました。これについて甘利氏は一律に他の候補にも金額を提供していると説明していますが、菅義偉官房長官や二階俊博自民党幹事長らは否定しています。
自民党は政治家個人への支出について使途報告の義務がないため、野党や公明党からは見直しを求める声が上がっていますが、岸田文雄首相は否定的な姿勢を示しています。
ネット上では、「政治家が裏金を使って選挙を操作するなんて信じられない。この問題をしっかりと追求してほしい。」、「甘利氏の行為は政治の信頼を失墜させるものだ。自民党はこの問題に真剣に取り組むべきだ。」など、厳しい声が寄せられています。自民党内部での対応や解決策が求められるなか、今後の動向が注目されています。
[ 2024年2月14日 ]
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