アイコン 岸田文雄首相、解散明言せず


岸田文雄首相は4日、参院予算委員会で2024年度予算案の成立を急いでいる背景に、4月の衆院3補選(4月16日告示、28日投開票)に合わせた衆院解散・総選挙の思惑があるのではないかと問われ、「全く考えておりません」と否定した。立憲民主党の辻元清美議員の質問に答えた。

辻元氏は、2日に「土曜国会」を開いてまで24年度予算案の衆院通過にこだわった岸田首相に対し「私は別の思惑があると思っている」と指摘。「ひょっとして4月に補欠選挙があり、その補欠選挙に合わせて解散のフリーハンドを持ちたい。そのために自然成立の期限、土曜日中の採決を何が何でも強行したい。補選に負けたら総裁選の再選が危うくなる。だから4月いちかばちかの裏金解散、総理、ちょっと考えているんじゃないですか」と、岸田首相が置かれた厳しい立場をまじえながら、挑発気味に「裏金解散」の可能性をただした。

 

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これに首相は「まったく考えておりません」とした上で「今、政府与党としては、国民にとって大切な24年度予算の成立をはかること、これに尽きる」と述べた。「予算を成立させることが重要と再三申し上げている。今、考えていることはそれに尽きる」と、微妙な言い回しもあった。

支持率低迷に加え、裏金問題をめぐる一連の対応もあって、自民党内でも孤立しているといわれる岸田首相が、4月の補選に合わせサプライズで衆院解散・総選挙に踏み切るのではないかという臆測は、与野党から警戒の声が出ている。

ネット上では様々なコメントが寄せられている。

一部のユーザーは岸田首相の発言に懐疑的な見方を示しています。「岸田首相の言葉を信じるのは難しい。政治の世界では裏があることが当たり前」「解散・総選挙の可能性は十分考えられる。岸田首相の本音はどこにあるのか」といった声が目立つ。

一方で、一部のユーザーは岸田首相を支持する立場から、「予算案の成立が最優先だ。政治は国民のために進めるべき」「岸田首相は真面目な政治家だ。解散・総選挙の思惑はないはず」といったコメントが見られた。

岸田首相の言動に対するネット上の反応は分かれており、今後の政治情勢に注目が集まっている。

 

[ 2024年3月 4日 ]
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