アイコン 追報:(有)田村屋旅館/民事再生手続開始決定 <福島> 明治19年創業の老舗温泉旅館


続報。明治19年創業の老舗温泉旅館の「(有)田村屋旅館」は(福島県耶麻郡猪苗代町大字蚕養字沼尻山甲2855番地***)に所在している企業です。

申請時の負債総額は約4億円。

資本金は2000万円。

同社は明治19年の創業の沼尻温泉郷の老舗温泉旅館経営会社。鉄筋4階建の本館など宿泊人員250名の規模を誇り、温泉客、スキー客、学生の合宿なども誘致し、以前は3億5千万円以上の売上高を計上していた。

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しかし、企業の経費節減よる宴会旅行など大幅減少、不況の浸透による団体旅行の減少から、1億円台まで売上高が減少、2011年の東日本大震災ではフクシマ原発大爆発の風評被害もあり、海外客を取り込む営業で持ちこたえていたが、ここにきて、暖冬による雪不足・スキー客減、それに追い討ちをかけた新コロナにより、キャンセルも相次ぎ、借入金も大きく、厳しい経営環境に至っていた。同社は財務内容を改善させ民事再生を図るため、民事再生の措置となっいたが、これが廃止となった。

同社は、令和6年(2024年)5月24日に福島地裁会津若松支部にての再生手続開始を受けました。(官報より参照)

 

保全管理人には小池達哉弁護士(福島県会津若松市追手町3番16号一之丁ビル会津鶴城法律事務所)が選任されている。

当該事件は、令和2年(2020年)に発生したもので、番号は(再)第1号となっています。

 

既報記事
沼尻温泉郷の(有)田村屋旅館(福島)/民事再生申請 安達太良山 東北初のコロナ関連倒産


 

 

[ 2024年6月 4日 ]
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