アイコン 彦根相互トラック(株)/自己破産へ <滋賀>


彦根相互トラック(株)(所在地:滋賀県彦根市地蔵町210、代表:松田孝信)は6月18日、破産申請に向けた事後処理を弁護士に一任した。

負債総額は約10億円。

資本金は3000万円。

同社は、1955年に設立されたトラック販売と貨物運送を行う企業。中古のトラックや重機をオークションで仕入れ、整備して運送業者に販売していた。また、タイヤ原料や屋根瓦材、浄化槽などの輸送を担当し、総合物流業者や化学品メーカーを顧客に持っていた。2018年にはレックホールディングス株式会社の子会社となり、車両販売を強化して業績を伸ばし、2020年には約30億1600万円の売上に。

 

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しかし、2020年以降、新型コロナウイルスの影響で新車生産が停滞し、中古車価格が高騰。さらに、親会社の不適切な会計処理が発覚し、資金調達が困難に。これにより売上が減少し、収益性が悪化し、資金繰りに苦しむこととなった。2023年には社有不動産が差し押さえられるなど、経営状況が悪化。事業譲渡を試みたが成功せず、2024年2月27日に親会社が破産準備に入り、同社も今回の措置となった。

 

担当弁護士には、南聡弁護士(電話番号:075-211-0206)ほかが任命されている。

[ 2024年6月21日 ]
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