アイコン 7月のインフレ率2.8% うち電気代22.3%上昇


総務省が23日発表した7月のCPIは前年同月比2.8%上昇、コアCPIは2.7%上昇となった。

日本銀行の目標の2%を上回るのは28ヶ月連続。エネルギーは12%上昇と伸びが加速。価格抑制のための石油ガス等燃料元売り会社への政府補助金がいったん終了したことで、電気代とガス代のプラス幅が拡大した。
一方、生鮮食品を除く食料は2.6%上昇と11ヶ月連続で鈍化した。
  
価格変動の大きい生鮮食料品とエネルギーを除いたコアコアCPIは1.9%上昇に減速した。プラス幅の縮小は2ヶ月ぶりで、2%を割り込むのは2022年9月以来、22ヶ月ぶり、ただ、2020年を100とする指数では6.9ポイント上昇している。

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1、 CPI=物価指数=インフレ率
総合指数は2020年を100として108.6
前年同月比は2.8%の上昇 前月比(季節調整値)は0.2%上昇

2、コアCPI
生鮮食料品を除く総合指数は108.3
前年同月比は2.7%上昇、前月比(季節調整値)は0.3%上昇

3、コアコアCPI
生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数は106.9
前年同月比は1.9%上昇、前月比(季節調整値)は0.1%上昇

4、食料品
食料品の総合指数は116.4
前年同月比は2.9%上昇、前月比(季節調整値)は0.3%上昇
(高温夏日照りにより、今後とも生鮮野菜は上昇し続ける)

5、生鮮除く食料品
生鮮食品除く総合指数は116.3
前年同月の2.6%上昇、前月比(季節調整値)は0.3%上昇

6、水道光熱費
水道光熱費の総合指数は119.4
前年同月比は12.9%の上昇、前月比(季節調整値)は2.8%上昇
(水道費はほとんど変わらず、水道光熱費の指数を大きく押し下げている)


スクロール→

7、うちエネルギー代

 7月

前年同月比

前月比

エネルギー

12.0%

2.9%

 電気代

22.3%

4.8%

 都市ガス

10.8%

2.0%

 LPガス

1.8%

1.4%

 灯油

3.7%

0.5%

 ガソリン

1.9%

0.8%

7、被服・履物

被服・履物の総合指数は107.2
前年同月比は2.2%の上昇 前月比(季節調整値)は▲1.2%下落

8、飲食娯楽

飲食・娯楽の総合指数は112.9、前月比(季節調整値)は1.0%上昇
前年同月比は4.4%上昇
うち宿泊費は前年同月比10.3%上昇

 


スクロール→

日本の物価指数推移  CPI

指数

総合

コア

コアコア

食品

水道光熱

2000=100

生鮮除く

生鮮エネ除

生鮮除く

23/1

104.7

104.3

102.2

108.7

124.5

23/2

104.0

103.6

102.6

109.4

110.8

23/3

104.4

104.1

103.2

110.2

110.2

23/4

105.1

104.8

104.0

111.6

109.9

23/5

105.1

104.8

104.3

112.1

105.6

23/6

105.2

105.0

104.4

112.7

108.0

23/7

105.7

105.4

104.9

113.4

105.8

23/8

105.9

105.7

105.2

113.8

103.4

23/9

106.2

105.7

105.4

114.3

101.5

23/10

107.1

106.4

105.8

114.8

107.7

23/11

106.9

106.4

105.9

115.2

107.2

23/12

106.8

106.4

105.9

115.1

107.1

24/1

106.9

106.4

105.8

115.0

107.2

24/2

106.9

106.6

105.9

115.1

107.4

24/3

107.2

106.8

106.2

115.3

108.3

24/4

107.7

107.1

106.5

115.5

108.8

24/5

108.1

107.5

106.6

115.7

112.6

24/6

108.2

107.8

106.6

115.9

116.1

24/7

108.3

108.3

106.9

116.3

119.4

 

ダンマリからタカ派に転じた日銀植田総裁、7月29日の日銀の金利上昇と、7月の米雇用統計低迷が重なり、円高騰、日本株価大暴落、その後、両相場は超高層エレベータの上下を繰り返し、やっと落ち着いてきた。
米国も雇用指数・失業率の悪化で1年以上続けた5.5%の高い金利を9月18日のFOMC会合で下げる確率が非常に高くなっている。
問題は大型の0.5%なのか、0.25%なのか、今年内に何回引き下げられるのかという問題も株式市場から提起されている。 

しかし、金利は金融市場の動向に関係なく結論を出すというFOMC=FRBに対して、植田氏の日銀は、株価暴落、円急騰を受け、びっくり仰天・腰を抜かし、軟派に転落してしまった。
日銀は東証最大の株購入残高者でもあり、2番手の年金機構も政府管掌団体、こうした基盤を損なわしめてはならぬとタカ派の羽を自らひっこ抜き、その後は弱気な発言に終始している。
利引き上げでは、当然、AB黒田の国+日銀+年金を総動員した大金融政策の反動であり、大きな揺れは許容範囲であるべき現象だろうが、ビビリ・玉もなくしたようだ。それに今回の超円安の大部分は(就任早々は言い訳にはならぬ)植田氏の放置政策によるものだった。AB黒田が大風呂敷を広げてつくったペーパーリンク問題は、日銀が政府発行の国債のほとんど購入している問題は今後永遠と続く。

[ 2024年8月24日 ]

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