アイコン 中国最大のレアアース企業の北方稀土 絶好調


米中貿易戦争で、レアアースの輸出規制により業績悪化と見られていたレアアース最大の産出企業「北方稀土」の上半期の業績は、輸出規制したことにより単価が上昇し、売上高・利益とも好調に推移させている。

中国のレアアース業界をリードする北方稀土集団は8月26日、2025年上半期の決算報告を発表した。
報告書によると、売上高は188.66億元(前年比45.2%増)、親会社帰属純利益は9.31億元(前年比1951.5%増)と、驚異的な成長を遂げた。
この好業績を受け、8月27日の同社株価は高値で寄り付き、午前終値で52.7元(前日比7.31%増)を記録。年初からの累計上昇率は150%に達した。
決算報告では、利益急増の主因として、主要レアアース製品の販売量増加と価格上昇を挙げている。

2025年上半期、同社はレアアース酸化物を約2万トン販売(前年比15.7%増)。
特に、主力製品である酸化プラセオジム・ネオジムの価格が年初から上昇を続け、平均価格は44.34万元/トン(前年比22%増)に達した。
また、中重レアアースの酸化テルビウム(磁性膜の材料)も前年比26.5%増の714万元/トンと大幅に値上がりした。
レアアースは、スマートフォン、コンピュータ、電気自動車、ロボット、エネルギーシステムなどに不可欠な素材であり、米中間の戦略的競争の焦点となっている。

 

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2025年4月、中国商務部と税関総署は、サマリウム、ガドリニウム、テルビウムなど7種類の中重レアアース関連品目に対し、輸出規制を導入。この措置は、米中関税戦争の激化に伴う供給制限の一環であり、グローバル市場でのレアアース価格を押し上げた。
2022年には、コロナ禍による輸送制約で酸化プラセオジム・ネオジム価格が110万元/トンの過去最高値を記録したが、供給過多により2024年上半期には36.5万元/トンまで下落している。ただ、2025年は米中対立の影響で再び価格が急上昇している。

北方稀土は、世界最大のレアアース企業グループとして、モンゴル自治区包頭市の白雲鄂博鉱山の独占的資源を背景に圧倒的な競争力を誇っている。
2025年上半期、新エネルギー車(世界販売台数1000万台予測、1台当たり5kgのレアアース磁石を消費)や風力発電(設備容量120GW)、人形ロボット(1台当たり2~4kgのレアアース)などの需要拡大が業績を後押ししている。

同社はテスラの「オプティマス」向けサプライチェーンに参入し、年間3000トンの高性能ネオジム磁石プロジェクトも推進している。
好調な業績の一方、価格変動リスクや国際競争の激化、グリーン採掘に伴う環境コスト増などの課題も存在する。

2024年の価格下落は同社利益を大幅に圧縮した過去があり、米国やオーストラリアの競合企業による生産拡大も脅威となる。
それでも、北方稀土は採掘から深加工までをカバーする強固な産業チェーンと、国内の70%の採掘割り当てを武器に、グローバル市場での主導権を握っている
以上、


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リチウム

ネオジム

テルル

ゲルマニウム

インジウム

月末

CNY/T

CNY/T/

CNY/K

CNY/K

CNY/K

20/12.

46,500

622

465

7,100

1,190

21/12.

277,500

1,110

465

9,350

1,575

22/12.

519,500

955

552

7,950

1,435

23/12.

96,500

555

570

9,400

2,005

24/12.

74,900

497

645

17,250

2,545

25/6.

62,300

457

635

14,750

2,495

25/7/21.

68,000

640

605

14,750

2,705

25/8/27.

60,700

780

585

14,400

2,565

 

 

 

[ 2025年8月29日 ]

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