美実会・八桜会の破産後、アリシアクリニック利用者向けに施術回数確認ページ開設
昨年12月10日に東京地裁から破産手続き開始決定を受けた 医療法人社団美実会(埼玉県さいたま市)と関連の 一般社団法人八桜会(東京都豊島区)。両法人の負債総額は約124.7億円にのぼり、全国で美容クリニックを展開していた。
破産財団が乏しく、従来のアリシアクリニック向け「会員サイト」は維持できず、2025年2月末で閉鎖されていた。しかし、利用者から施術回数や契約内容に関する問い合わせが相次いだことを受け、破産管財人が対応を検討。3月以降、一定の財団が形成されたことで、利用者自身が契約内容を確認できる アリシアクリニック向け「会員サイト情報確認ページ」 が新たに設置された。
アクセスは公式ホームページから可能で、必要事項を入力すると施術回数などの情報を確認できる。ただし、このページも一定期間後に閉鎖予定であり、管財人は「必要な場合は印刷やスクリーンショットで保存を」と呼びかけている。
契約中だった利用者にとっては、自身の施術状況を把握するための貴重な手段となっている。
https://www.aletheia-kanzai.com/dashboard
・倒産背景
なお、美実会は脱毛クリニック「アリシアクリニック」を運営する医療法人で、「銀座カラー」を展開していた(株)エム・シーネットワークスジャパンのグループ会社だった。2023年11月にグループを離脱した後、同年12月にエム社が負債約58億円を抱えて破産。美実会も経営悪化に直面したが、一時は新たな資金調達で持ち直していた。
しかし、コロナ後も円安・物価高の影響で業績回復は遅れ、2024年10月には同グループの「ファーストコンサルティング」(負債約120億円)が破綻。ここから人材派遣を受けていた美実会は事業継続に大きな打撃を受けた。加えて社会保険料の滞納も表面化し、最終的に事業継続を断念して今回の事態に至った。





