第2回:海をしゃぶり尽くす「有明海賊グループ」
境界線を守り、海を次の世代へ
私たち「玄界灘と共に生きる会」は、佐賀県唐津市を拠点に、地域の海と共に暮らす住民の有志で活動しています。
このたび、長崎県の業者による海砂採取が、協定で定められた境界線を越えて行われているとの情報を受け、確認を進めた結果、現在も区域外での採取が繰り返されている実態を確信するに至りました。
過去から繰り返される違反
この問題は、決して新しいものではありません。
• 平成14年度には、境界線協議中にもかかわらず区域外採取が行われました。
• 平成15年度には、長崎県の採取業者に対して「違法操業」との指摘がなされ、改善命令も出されました。
当時、業者は「今後はルールを守る」と確約しましたが、その後も違反は繰り返され、今日に至っています。

他県との違い
佐賀県や福岡県では、境界線から500m〜1km離れた位置で採取を行うことが常識化しています。
しかし、長崎県では境界線すれすれでの操業が続いており、「改善しよう」という姿勢が見えません。
その結果、住民の不安は解消されず、漁業環境や海域の健全性にも悪影響を及ぼす恐れがあります。

私たちの要望
地域住民として、私たちは次のことを求めます。
1. 境界線付近での採取を直ちに停止すること。
2. 区域外採取の実態を調査し、その結果を公表すること。
3. 他県と同様に、境界線から十分な距離を取った採取ルールを導入すること。
4. 今後の採取許可において、違反を防ぐための仕組みを強化すること。
終わりに
玄界灘は、私たちの暮らしを支える大切な海です。
豊かな海を次の世代へと引き継ぐために、私たちは冷静に、しかし強い意志を持って声を上げ続けます。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次





