第1回:海をしゃぶり尽くす「有明海賊グループ」
佐賀の海は、静かに、しかし確実に壊されている。
壊しているのは波でも風でもない。長崎県の海砂採取業者──その名も「有明海賊グループ」である。

(有明海賊グループの中村満氏)
まるで佐賀県海域の海砂を“ATM”とでも思っているのか。勝手に引き出して、返済の意思もない。
佐賀県の海にキャッシュカードでも突っ込んでいるつもりかもしれないが、残高ゼロになったとき泣かされるのは佐賀県の漁民は勿論、壱岐東部漁協の浦田和男は別として長崎県の特に壱岐の漁民である。

(壱岐東部漁協の海賊、浦田和男爺)
違法採取は「20年ものビンテージ」
平成14年、境界協議中に堂々と区域外採取。
平成15年、違法操業で改善命令。
普通ならそこで目を覚ますはずだが、有明海賊グループにとっては「改善」も「命令」も耳の右から左へスルーする横着さである。
結果、20年越しに熟成されたのは“守られぬルール”と“悪習のヴィンテージ”でもある。
高級ワインなら価値も出ようが、違法操業に年季を重ねても腐れ酒にしかならん。
境界ギリギリの「泥棒マラソン」
佐賀や福岡の業者は境界から500m〜1km下がって採取するのが常識である。
ところが有明海賊グループは、境界線ギリギリを盗掘しまくる海賊ぶりを発揮している。
まるで「トラック競技」でラインを踏み越えても審判が見て見ぬフリをしてくれると信じている選手みたいである。
いや、実際に審判(長崎県当局)がニヤニヤしながら笛を吹かずにいるからタチが悪いとも言われている。
行政と業者、手をつないで泥遊び?
不思議なことに、長崎県の許可区域は「境界線のすぐ隣」ばかり。
これは偶然か? いや、偶然にしてはできすぎている。
業者「ギリギリで掘りたいんすよ〜」
当局「おう、分かった。線ギリまでOK出しとくわ」
──って、完全に 共犯関係の茶番劇でもある。
泥棒に門番を任せたらどうなるか? 答えは見えている。
結論:有明海賊グループは退場せよ
佐賀の海は、有明海賊グループや葵新建設の食い物じゃない。
“採取”じゃなくて“略奪”。
この事態を放置するなら、佐賀県の海の砂どころか長崎県の信用までもが流され、新幹線問題は永久に暗礁に乗り上げたままになる。
だからこそ、我々は声を大にして言う。
• 長崎県海砂採取生産組合
• 長崎県当局
• 長崎県海砂採取限度量に関する検討委員会
三位一体の泥砂カルテルよ、ただちに撤退せよ!
佐賀県の海は有明海族グループ、葵新建設の金庫じゃない。
JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次





