アイコン 境界線付近での海砂採取事業の即時停止および損害費用の補填を求める


 

令和7年10月 吉日
長崎県海砂生産協同組合
(有明商事株式会社グループ各社)
代表 馬場 清次 様

NPO法人 玄界灘を守り育てる会
代表 浪口 志郎
玄海漁業協同組合 有志一同
【要求書・告発文】

有明

■玄界灘が泣いている
私たちは、玄界灘の環境を守り、未来の子どもたちに豊かな海を残すために活動している者です。
その玄海の海で、またしても信じがたい行為が繰り返されています。
佐賀県と長崎県の協定境界線を越え、長崎県側の採取業者が堂々と佐賀県の海砂を盗掘している。
漁業探索機で海底を調査し、GPS航跡を確認したところ、区域外採取の痕跡がはっきりと浮かび上がりました。
それも一度や二度ではありません。常習的な違法採取です。

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有明商事

■行政ぐるみの“黙認採取”
驚くべきことに、過去にも同様の不正が繰り返されていました。
平成13・14年度には、境界線の協議すら終わっていない段階で、長崎県当局が越境区域に採取許可を出していたのです。
これは官民一体の確信犯的行為であり、もはや「誤解」や「手続きミス」では済まされません。
毎年のように境界線ギリギリで採取を続け、指摘を受けるたびに「今後は遵守する」と口先だけの反省。
しかし現実には、何も変わっていない。
長崎県の当局と採取業者が手を取り合い、“砂利利権”を食い物にしているとしか思えません。

有明商事

■荒らされた佐賀の海底と消えた県税
長崎県の年間採取枠は240万㎥。他県よりも突出して多い。
その実態の多くが、佐賀県側からの無断採取で占められているなら、それはもう立派な「盗掘」です。
本来、佐賀県が受け取るべき「土石採取料(県税)」が長崎県に納付され、
さらに玄海漁協の組合員が受け取るべき「迷惑補償金」が、なぜか壱岐市の漁協に流れている——。
漁場を荒らされ、税金を奪われ、補償金まで横取りされている。
これが、20年もの間続いてきた現実です。

有明商事

■放置された“海の傷跡”
佐賀県側の海底は、もう見るも無残なほど掘り荒らされています。
混濁による漁場被害、漁礁破壊、そして何より、生き物が戻らない。
それでも誰も責任を取らない。
このまま黙っていれば、玄界灘は企業と行政の“都合のいい採取場”として滅んでしまうでしょう。

 

 

■私たちの要求
したがって、私たちはここに強く要求します。
1.境界線付近での長崎県側の海砂採取を即刻停止し、佐賀県側海底を正式に調査すること。
2.県内総採取量枠(現在240万㎥)を、積算根拠を明示したうえで半減(100万㎥以内)に制限すること。
3.今後の採取許可区域を、境界線から少なくとも1km以上離れた長崎側へ移すこと。
4.区域外採取に相当する土石採取料(県税)を、長崎県から佐賀県へ返還すること。
5.過去10年間に壱岐市漁協等に拠出された「迷惑補償金」を、玄海漁協に全額返還させること。
6.佐賀県側の荒廃した海底を原状回復すること。

■最後に——
この要求に誠実な対応がなされない場合、
私たちは、有明商事グループおよび葵新建設の採取登録抹消を求め、関係当局および報道機関に正式告発を行う所存です。
海は誰のものでもない。
しかし、海を守る責任は、ここに生きる私たち一人ひとりにある。
玄界灘を、これ以上「盗掘と黙認の海」にしてはならない。
NPO法人 玄界灘を守り育てる会
代表 浪口 志郎
玄海漁業協同組合 有志一同

JC-net・日刊セイケイ編集長・中山洋次

[ 2025年10月21日 ]
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