アイコン ソーラー工事で土砂流入繰り返すキャンプ場 事業者対応遅れ、自治体は「厳しい姿勢」で臨む構え


茂辺地市ノ渡にある北斗市営「湯の沢水辺公園キャンプ場」で昨夏から続く土砂流入問題について、池田達雄市長は3日、市議会で「近隣で進む太陽光発電施設の工事が原因との認識」を改めて示した。市は事業者に対し現状回復や恒久的な対策工事を求めてきたが、今夏も3度にわたり土砂が流入しており、対応の遅れが浮き彫りとなっている。

市によると、最初に土砂流入を確認したのは2024年9月5日。キャンプ場内の小川が土砂で埋まり、一部サイトにまで流れ込んだ。今年に入っても8月21日、9月21日に同様の被害があり、計3回発生した。市は昨年の段階で事業者に対策工事を指導し、一部の復旧作業は行われたものの、今年確認された流入分は未対応のままだという。

 

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太陽光発電施設はキャンプ場から1キロ以内に位置し、パネル2万2860枚を設置する大規模工事が進む。池田市長は「集中豪雨と工事の影響が複合的に作用した」と説明し、工事に伴う作業道からの雨水が増水し土砂を押し流したとの見方を示した。

人気キャンプ場の環境悪化が続く現状に、市は厳しい対応に踏み切る構えだ。林地開発の許可権限を持つ市は「事業者が応じない場合、中止命令や復旧命令も含めて対応する」とし、法的措置も辞さない姿勢を示した。

再生可能エネルギーの導入は重要な政策だが、一方で地元住民や利用者の生活環境を損なう形で進めば、地域との軋轢は避けられない。今回の事案は、自然環境に配慮した開発のあり方を改めて問うものとなっている。

 

 

[ 2025年12月 4日 ]
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