アイコン ネクセラファーマ株が急落 新薬候補めぐり大手製薬が契約見送り


医薬品開発のネクセラファーマの株価が大きく下落した。統合失調症を対象とする新薬候補をめぐり、提携先の独ベーリンガーインゲルハイムが、独占的ライセンス契約のオプションを行使しないと判断したためだ。

この契約が実行されれば、ネクセラファーマには約97億円相当のマイルストン収入が入る見通しだった。オプション不行使により、この資金流入がなくなったことが、市場の失望売りを招いた。

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一方で、対象となっていたGPR52作動薬プログラムの権利は、知的財産権や開発データを含め、すべてネクセラファーマに戻る。同社は第1相試験で安全性などを確認済みで、次の開発段階に進める状態にあるとしている。

ネクセラファーマは、今回の決定が当期業績に直接影響しないと説明する一方、2026年をめどに、別の製薬企業との提携を目指す方針を示している。ただし、再提携の時期や条件については明らかにしていない。

今回の株価下落は、新薬候補そのものの開発中止ではなく、「大手製薬会社による引き取り」と「大型の資金流入」という市場が織り込んでいたシナリオが後退したことを反映した形だ。今後は、再提携の行方や開発方針の具体化が焦点となる。



 

 

[ 2025年12月19日 ]
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