米国の「ベネズエラ管理」発言で市場が反応
ビットコイン急騰、原油急落観測が交錯
米軍がベネズエラ大統領ニコラス・マドゥロを拘束したとの報道を受け、金融市場で意外な反応が広がっている。上昇したのは株式ではなく、ビットコインなどの暗号資産だ。
ビットコイン価格は直近3日間で約5%上昇し、9万ドル台を回復。暗号資産全体の時価総額も約1000億ドル増加した。背景には、ドナルド・トランプが「政権移行が完了するまで米国がベネズエラを運営する」と表明したことがある。
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市場の本命は「原油価格」
市場関係者が警戒するのは、暗号資産よりも原油だ。ベネズエラは世界最大級の原油埋蔵量を誇り、米国がその管理に踏み込めば、原油供給の不透明感は一転して「供給過剰」観測に変わる可能性がある。
一部では「原油価格は1バレル50ドルを下回る」との見方も浮上。実現すれば、世界的なインフレ圧力は大きく後退する。
ビットコインは“先読み指標”に
アナリストの間では、今回のビットコイン上昇は「低インフレ・低金利」局面を先取りした動きとの見方が強い。原油価格が落ち着けば、金融引き締めは後退し、リスク資産に資金が向かいやすくなるためだ。
地政学リスクの高まりにもかかわらず暗号資産が上昇した点は、市場が「戦争」ではなく「資源価格と金融政策」を重視していることを示している。今後の焦点は、原油市場が実際にどの水準で反応するかに移りつつある。
[ 2026年1月 5日 ]
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