3月の消費支出▲2.9%減 消費減のなか物価高 スタフグレーションが現実化
総務省が12日発表した3月の家計調査によると、2人以上世帯の消費支出は33万4701円だった。
物価変動の影響を除いた実質で前年同月比▲2.9%減り、4ヶ月連続のマイナスとなった。イラン戦争による中東混乱で家計が節約志向を強めている。
車購入費などの自動車等関係費が▲27%減った。
車の購入時にかかる税金である「環境性能割」を、政府が3月末に廃止する前の買い控えが影響したとみられる。
食料は、物価高を受けて2.9%減と2ヶ月連続で減った。
うち酒類は▲19.8%減と12ヶ月連続減となり、交際費などを含む「その他の消費支出」も▲8.0%減で6ヶ月連続減となった。
総務省は「中東情勢で消費マインドが低下している。消費のメリハリで支出が増えるかどうか注視していきたい」と説明している。
勤労者世帯の実収入は55万7663円と名目で6.4%増え、実質い゛も持家の家賃換算分を除くベースで4.7%増だった。
実収入から社会保険料などを差し引いた可処分所得のうち、消費に回した割合を示す平均消費性向は82.7で▲7.2ポイント縮小した。
総務省が同日発表した2025年度平均の2人以上世帯の消費支出は月31万3702円となり、実質でも0.1%増え3年ぶりのプラスとなった。
消費支出に占める食費の割合を示すエンゲル係数は28.8%で1980年度以来、45年ぶりの高水準となり、食費以外に使用する割合の減少が続いている。政府は米まで暴騰させ、インフレに占める食料インフレ率が際立っており、国民生活を直撃している。政府は少子高齢化でエンゲル係数が高くなっていると言い逃れしているが、現実的ではない。
ロシアが仕掛けたウクライナ戦争に対する露制裁+超円安政策や米国が仕掛けたイラン戦争によるホルムズ湾封鎖による燃料やナフサなどの需給バランスが崩れ、物流経費、プラスチックやフイルムなど石油化学製品・アルミ・肥料などの値上がりが続き、今後も続く。
鈴木農政でコメ価格高騰続く
それに加え、実質自給体制にあるコメは政府の失策により暴騰させ、政府は緊急に備蓄米を放出したが、まだまだ高騰が続く中、今年から再び以前のように毎年20万トンの備蓄米を購入するという鈴木農水相の愚策、価格の高止まりの原因を鈴木農相が率先して作っている。
米国の場合、露制裁、原油暴騰に備蓄原油の放出、その後、備蓄量を元に戻すには短期ではなく長期で燃料価格に影響しないように考慮しながら、長期にわたり備蓄量を回復させ続けている。米国では原油の備蓄量や在庫量も原油価格に大きく影響する。
現在、コメは国家備蓄をせずとも市場に大量に在庫がある。
政府が、農水省が、24年8月に本格稼働させたコメ先物相場が高騰維持を演出させ、今では鈴木農水相までが結果、高騰を維持させており、この琴線に忖度マスメディアはどこも触れようともしない。憂國。
トランプネタニヤフ連合軍のイラン攻撃に始まるイラン戦争でも備蓄原油を放出しているが、国際価格の指標の一つ米WTI原油先物価格は60ドル台から90ドル台以上にイラン戦争以前より45%以上上昇している。
☆家計支出と超円安食料インフレの関係
世界自由貿易の幻想に、食糧安保を放棄し、今や生鮮食品でさえ輸入に依存した構造を形成させてきた日本の政治、世界の一部の政治家による権力欲の極限にある戦争により打ち砕かれている。国際条約でさえいとも簡単に、一方的に解消される世の中になっている。
米国は非科学的な老人に政治を司らせ、老人は世界一の経済力と軍事力を前面に押し出し、やりたい放題の外交を司っている。
ヒトラーには反ヒトラーが存在し戦争となったが、そうした反対者や反対国は存在せず、いても反応せず・無視・黙秘を続ける「非」しか存在しない。そうしたところに世界はさらに恐怖させられている。
同盟国など無視し、敵をやたら多く作った虎の間隙をつき、勢力図を塗り替え続ける国もある。
ただ、そうした虎政治もあと2年半で終了、半年もすればレイムダック化する可能性もある。
一方では、インフラ投資の大義を掲げ借金の漬物国化による一帯一路軍事覇権戦略を強力に推し進める国もある。
スピーカーの音量は高まり続け、今やヒトラーの時代と何も変わっていない。
スクロール→
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際立つ食料インフレ率 |
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家計支出 |
総合インフレ |
食料インフレ |
ウチ非生鮮 |
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23/1. |
-0.3 |
4.3 |
7.3 |
7.4 |
|
23/2. |
1.6 |
3.3 |
7.5 |
7.8 |
|
23/3. |
-1.9 |
3.2 |
7.8 |
8.2 |
|
23/4. |
-4.4 |
3.5 |
8.4 |
9.0 |
|
23/5. |
-4.0 |
3.2 |
8.6 |
9.2 |
|
23/6. |
-4.2 |
3.3 |
8.4 |
9.2 |
|
23/7. |
-5.0 |
3.3 |
8.8 |
9.2 |
|
23/8. |
-2.5 |
3.2 |
8.6 |
9.2 |
|
23/9. |
-2.8 |
3.0 |
9.0 |
8.8 |
|
23/10. |
-2.5 |
3.3 |
8.6 |
7.6 |
|
23/11. |
-2.9 |
2.8 |
7.3 |
6.7 |
|
23/12. |
-2.5 |
2.6 |
6.7 |
6.2 |
|
24/1. |
-6.3 |
2.2 |
5.7 |
5.9 |
|
24/2. |
-0.5 |
2.8 |
4.8 |
5.3 |
|
24/3. |
-1.2 |
2.7 |
4.8 |
4.6 |
|
24/4. |
0.5 |
2.5 |
4.3 |
3.5 |
|
24/5. |
-1.8 |
2.8 |
4.1 |
3.2 |
|
24/6. |
-1.4 |
2.8 |
3.6 |
2.8 |
|
24/7. |
0.1 |
2.8 |
2.9 |
2.6 |
|
24/8. |
-1.9 |
3.0 |
3.6 |
2.9 |
|
24/9. |
-1.1 |
2.5 |
3.4 |
3.1 |
|
24/10. |
-1.3 |
2.3 |
3.5 |
3.8 |
|
24/11. |
-0.4 |
2.9 |
4.8 |
4.2 |
|
24/12. |
2.7 |
3.6 |
6.4 |
4.4 |
|
25/1. |
0.8 |
4.0 |
7.8 |
5.1 |
|
25/2. |
-0.5 |
3.7 |
7.6 |
5.6 |
|
25/3. |
2.1 |
3.6 |
7.4 |
5.2 |
|
25/4. |
-0.1 |
3.6 |
6.5 |
7.0 |
|
25/5. |
4.7 |
3.5 |
6.5 |
7.7 |
|
25/6. |
1.3 |
3.3 |
7.2 |
8.2 |
|
25/7. |
1.4 |
3.1 |
7.6 |
8.3 |
|
25/8. |
2.3 |
2.7 |
7.2 |
8.0 |
|
25/9. |
1.8 |
2.9 |
6.7 |
7.6 |
|
25/10. |
-3.0 |
3.0 |
6.4 |
7.2 |
|
25/11. |
2.9 |
2.9 |
6.1 |
7.0 |
|
25/12. |
-2.6 |
2.1 |
5.1 |
6.7 |
|
26/1. |
-1.0 |
1.5 |
3.9 |
6.2 |
|
26/2. |
-1.8 |
1.3 |
4.0 |
5.7 |
|
26/3. |
-2.9 |
1.5 |
3.6 |
5.2 |
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・2020年を100にした指数では、総合インフレは112.7、食料品インフレ指数は128.7、うち生鮮食品は127.6、うち輸入依存度の高い非生鮮食品は128.9。 |
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・2020年1月から新コロナ事態 |
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・2022年3月から露制裁・原油暴騰・日本の超円安政策 |
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・2026年2月28日からイラン戦争、原油暴騰 |
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※前年同月で価格上昇が続き消費が物価高騰についていけない状態 |
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