14条の覚書締結 米トランプ合衆国×イランの戦争終結 海峡封鎖は核爆弾より威力
トランプ、あんたの負け。
覚書の内容は以下の通り。
正式には19日ジュネーブで締結予定だが、すでに電子版でトランプは署名済み。
1、両国および各同盟国はレバノンを含む全戦線での軍事作戦を即時・恒久停止し、武力行使や威嚇を控える。最終合意で全戦線における戦闘の恒久停止を確定する。
(終戦でトランプから置いてけぼりにされたネタニヤフは今後ともレバノン攻撃を続けるとしており、10月の選挙で再び勝利し、賄賂不正の裁判も戦争状態の理由で審理を延期させており、ネタニヤフにとって戦争し続ける必要がある。イスラエル人はイランやレバノン攻撃を7割の国民が支持する戦争大好きな国民と国家)
2、相互の主権と領土保全を尊重し、内政干渉を控える。
3、最大60日以内(双方同意で延長可)に最終合意に向け交渉・妥結する。
(イランへのほぼ一方的な攻撃の戦争は、ホルムズ海峡を封鎖され、結果、トランプの負け戦になった。トランプは今になっても覚書を米国の理解のもとで、イランが順守しなければ、再び攻撃するとも述べている)
4、米国は署名後直ちに海上封鎖の解除に着手し30日以内に完了する。
期間中の船舶航行数は戦前の水準に比例させる。
最終合意後30日以内に周辺から米軍を撤退させる。
(イラン戦争前は100~120隻/日が湾外へ通航していた。)
5、イランはペルシャ湾・オマーン湾間の商船の安全通航を60日間に限り無償で確保すべく最善の努力を尽くす。
商船の航行は直ちに開始され、技術的・軍事的障害の除去や、イランによる機雷除去の必要性を考慮し、30日以内に確立される。オマーンや他の湾岸諸国と議論してホルムズ海峡の将来の管理などを定義する。
(30日間で500~700隻のペルシャ湾の滞留船舶の湾外への脱出航行とみられる。機雷敷設もあり安全航路は限定されており、現在でも10隻前後しか海峡を通過していない/31日以降は安全通航サービス料を徴収する可能性も示唆されている。)
6、米国はイランの復興と経済開発のため、地域パートナーと共に少なくとも3000億ドル(約45兆円)規模の計画を策定する。実施メカニズムは60日以内に最終決定し、金融取引に必要なライセンスや適用除外措置、許可は米国が付与する。
(米はじめ外国から資金を集めファンドを作る計画ともされている。これはイランが米軍に破壊された賠償金を同額程度要求しており、その代参措置とみられる。ただ、ファンド資金ともなると利息や元本返済が必要となる。)
7、米国は、国連安全保障理事会決議や国際原子力機関(IAEA)理事会決議、全ての米国の一方的制裁を含む、全ての対イラン制裁を最終合意の日程に従い解除する。イランと米国は制裁解除の問題が極めて重要であることを認識し、相互合意を達成するため、交渉においてこれらの問題に直ちに取り組む。
8、イランは核兵器を調達・開発しないことを再確認する。米国とイランは備蓄濃縮物質の処分について、第7項の日程に従い、相互に合意される仕組みに基づき解決することで合意した。
最低限の手順として、IAEA監督下で現地において低濃縮化を行う。将来の核のニーズや濃縮問題などの重要事項についても、最終合意で定める枠組みに基づき協議する。
9、最終合意まで現状を維持する。イランは核計画の現状を維持し、米国は新規制裁や追加部隊の派遣を行わない。
10、署名直後から制裁解除まで、米財務省はイラン産原油・石油製品の輸出や、銀行取引・保険・輸送などの関連サービスに適用除外措置を発行する。
11、本覚書の実施に伴い、米国は凍結または制限されている資産や資金を完全に利用可能にする。
(イランが凍結状態に置かれている在外資産は約240億ドル(約3兆8000億円/うち日本はイラン資産約30億ドルを凍結している/凍結期間の利子も要求する可能性がある))
12、本覚書の履行と最終合意の順守を監視するメカニズムを確立する。
13、署名後、第1・4・5・10・11項の実施開始と継続を条件として、その他の項目についてのみ最終合意の交渉を開始する。
14、最終合意は法的拘束力のある国連安保理決議で承認される。
以上。
一つの戦争が終了、中間選挙を控え何かと忙しいトランプはウクライナ戦争はどうすんのだろうか。ウクライナ軍はロシアに対して長距離ミサイルや長距離ドローンでの反撃で、ロシアは窮地に立たされており、そのまま放置するのだろうか、ロシアに停戦を強く求めるのだろうか。
イスラエルによる戦争もウクライナの戦争も米国が兵器弾薬を供給しなければ終結するのだが・・・。
ホルムズ海峡封鎖解除=終戦では、これまで無償無料だったホルムズ海峡の通航について今後、安全通航サービス料を請求される可能性が高い。トランプのイラン戦争に協力しなかった諸外国に対して手土産としている。また、3000億ドル(1ドル160円)の復興支援金もファンドだろうとなんだろうと米国のイランに対する戦争賠償金に近い有償資金となっている。西側のほとんどの国が拠出することになる。
経済が行き詰っているイランにあり、3000億ドルの資金も外国から提供され、破壊された住居・大学・各学校・橋梁・各種施設、工場・軍の施設など計2万施設・棟が破壊されており、これから復興が始まり、イランの景気は大きく回復するものとみられる。
経済が好循環すれば、国民の不満も収まり、国民は米イスラエルの戦争派にも迎合しないことだろう。





