【三重県閉店・閉鎖情報】四日市市・桑名市・松阪市で営業終了、TSUTAYAも閉店へ
三重県内で2026年夏、飲食店や専門店、結婚式場、自動車販売店などの閉店・営業終了が相次いでいる。 なかでも四日市市では6月末から8月下旬にかけて複数の店舗・施設が営業を終了したほか、北勢地域では「ヴィレッジヴァンガード」が桑名市と東員町で相次いで閉店した。
桑名市では「TSUTAYA いまじん白揚桑名店」も10月18日の閉店を発表しており、全国チェーンを含め店舗網の見直しが続いている。 一方、閉店後に別店舗が入居するケースや、事業形態を変更して営業を続ける企業もあり、すべてが地域からの完全撤退というわけではない。
四日市市の閉店情報 飲食店や結婚式場が相次ぎ営業終了
今回の調査で閉店・営業終了が目立ったのが四日市市である。 日永の結婚式場「アクアリュクス」は6月30日をもって閉館した。 同施設は2008年にオープンし、約18年にわたり結婚式を手がけてきた。
アクアリュクスの公式発表 によると、閉館後も運営会社はドレスショップ「SOPHIA」を通じてウェディングプロデュース事業を継続するとしており、会社そのものの廃業ではない。
7月29日には「虹橋食堂 笹川通り店」が閉店した。 運営するダイムが公式に発表したもので、閉店の具体的な理由については明らかにされていない。 なお、同社は三重県を中心に「あじへい」など複数の飲食ブランドを展開しており、今回の閉店は笹川通り店単独の営業終了となる。
8月15日には四日市市八田の「紅茶専門店ニルギリ」が営業を終了した。 同店の公式サイトでは6月に開店9周年を迎えたことが告知されており、その約2カ月後に9年間の営業に幕を下ろした。 閉店理由は確認できていない。
さらに8月25日には「ひつまぶしの中庄 四日市店」が閉店した。 運営する中庄センターが翌26日に 公式サイトで閉店を発表 している。
四日市市では、結婚式場、食堂、紅茶専門店、うなぎ店と異なる業態の営業終了が短期間に重なった。 現時点で各店舗の閉店に共通する原因は確認できず、物価高や人手不足など一般的な経営環境と直接結びつけることはできない。
津市では「ボルボ・カー津」が営業終了 運営会社がボルボ事業から撤退
津市では「ボルボ・カー津」が6月30日をもって営業を終了した。 運営会社のホワイトハウスは、同店と愛知県名古屋市の「ボルボ・カー中川」を同日に閉店し、ボルボ事業を終了した。
ホワイトハウスの公式発表 で確認されたもので、破産や事業停止に伴う閉店ではない。 全国ブランドを扱う輸入車ディーラーが三重県内から営業拠点を引き揚げた格好となった。
桑名市・東員町ではヴィレッジヴァンガードが相次ぎ閉店
北勢地域では、「遊べる本屋」として全国展開するヴィレッジヴァンガードの店舗撤退が続いた。
イオンモール桑名の「ヴィレッジヴァンガード イオンモール桑名店」は5月24日をもって閉店。 その後、東員町の「ヴィレッジヴァンガード イオンモール東員店」も8月16日をもって営業を終了した。
イオンモール東員の公式発表 でも閉店が案内されており、桑名店の閉店から約3カ月で北勢地域の2店舗が相次いで姿を消したことになる。
一方、桑名店の跡区画では別のリユース関連店舗が営業を開始しており、商業施設の区画そのものが長期間空いた状態になっているわけではない。 店舗撤退と新規出店が同時に進む、商業施設内のテナント入れ替えの一面もみられる。
桑名市では「TSUTAYA いまじん白揚桑名店」も10月閉店へ
桑名市ではさらに、「TSUTAYA いまじん白揚桑名店」が2026年10月18日をもって閉店することを発表した。
TSUTAYAの店舗公式ページ によると、閉店に先立ち8月18日から商品の予約・注文や定期購読の新規受付、ゲームの買取などを順次終了。 レンタル商品の貸し出しについても9月17日をもって終了する予定となっている。
閉店理由については公表されていない。 書籍販売や映像レンタルなどを取り巻く市場環境は大きく変化しているものの、今回の桑名店閉店と市場動向との因果関係は確認できていないため、理由についての推測は避ける。
松阪市でも飲食店が営業終了
松阪市では7月31日、松阪駅観光情報センター2階で営業していた「松阪肉スイード」が閉店した。 同店は松阪牛を使用した料理などを提供し、駅を利用する観光客向けの飲食店として営業していた。
地元媒体の店舗確認によると、閉店後のスペースはレンタルスペースとして活用されており、駅前施設の用途が飲食店から別の形へ切り替わっている。
同じ7月31日には、松阪市大黒田町の「鰻の成瀬 松阪店」も営業を終了した。 同店は2023年12月にオープンした店舗で、約2年8カ月での閉店となった。 閉店の具体的な理由は確認できていない。
明和町では起業支援施設が閉館 理由は賃貸借契約終了
店舗ではないものの、地域経済に関係する施設として、多気郡明和町の「三重明和インキュベーションセンター」が8月31日をもって閉館した。
同センターは起業支援、サテライトオフィスの受け入れ、移住・定住促進などを目的として運営されてきた。
明和町の公式発表 によると、閉館理由は施設が入居する建物の賃貸借契約終了であり、運営主体の倒産や経営破綻によるものではない。 起業支援や地域活性化の取り組みについては、今後も民間事業者などとの連携を通じて継承するとしている。
四日市市で飲食店の閉店目立つ 北勢では全国チェーンも店舗網見直し
今回確認できた三重県内の閉店・店舗撤退を見ると、四日市市では飲食店を中心に複数業態の営業終了が短期間に集中した。 一方、桑名市や東員町ではヴィレッジヴァンガードが相次ぎ閉店し、桑名市ではTSUTAYAも営業終了を予定するなど、全国展開する企業の店舗網にも変化がみられる。
ただし、閉店理由を明らかにしていない店舗も多い。 また、アクアリュクスのように施設閉館後も別形態で事業を継続するケースや、閉店跡に新たな店舗・用途が入るケースもあり、「閉店件数の増加=地域商業全体の衰退」と単純に評価することはできない。
今回調査した範囲では、掲載した主要店舗について、倒産や破産が直接の閉店理由であると確認できる案件はなかった。 三重県内では今後も既存店舗の撤退だけでなく、跡地への新規出店や業態転換を含め、地域ごとの商業構造の変化を見ていく必要がありそうだ。
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