アイコン サウジ・ムハンマド皇太子がワリード王子に釈放代6800億円支払え

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米ウォール・ストリート・ジャーナル紙は22日、中東・サウジアラビアで多数の王族などが汚職の疑いで拘束された事件で、世界有数の投資家として知られるワリード王子(62歳、ワリード・ビン・タラール・ビン・アブドゥルアズィーズ・アール・サウード王子)に対し、拘束を解く代わりに60億ドル(約6800億円)を納めるよう司法当局が求めていると報じた。

サウジアラビアでは11月、多数の王族や実業家らが汚職の疑いで拘束され、一部は容疑を認めたうえで巨額の資産の没収に応じて釈放されている。

ワリード王子は、アメリカのツイッター社や世界的な高級ホテルチェーンの株を大量に保有し、総資産は2~3兆円とされ、世界有数の投資家とされる。

ワリード王子が所有するキングダム・ホールディング・カンパニー社が1000mを超える世界一の超高層ジッダ・タワーの建設プロジェクト(2019年完成予定)を進行させている。

ワリード王子が納付に合意した場合、資金を捻出するため保有株の一部を売却する可能性もあり、暴落や大株主移動も考慮され、注目が集まっている。

サウジアラビアは、原油安の影響で財政赤字が続く中、外国からの投資を呼び込むために透明性の高い投資環境が必要だとして捜査の意義を強調しているが、著名な投資家らが長期間拘束される中、投資家心理の悪化は避けられないとの声が出ている。
以上、

今回の2百人あまりの王子拘束は、中国の習国家主席同様、腐敗・不正を大義に権力を集中させる目的があり、サルマン国王(国王就任2015年1月、81歳)が息子のムハンマド皇太子に政権を移譲するための一環で行われている。

サルマン国王までは初代国王の息子たち間で国王が承継されてきたが、初めて第3世代となる。サルマン国王も短期間に何人も次の皇太子を任命しては失脚させ、まだ32歳と若い息子のムハンマドを皇太子に最終決定して任命している。
そのため、内心、ムハンマド皇太子を嫌う王子たちも多いと見られる。締め付けすぎた場合、逆に不安定化する可能性もある。

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[ 2017年12月25日 ]

 

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