アイコン ブロック塀倒壊 違法建築以前の問題 施工業者の施工に問題あり 市の責任は当然

 

 

大阪大地震、ブロック塀倒壊、通学小学女児死亡事件、
学校がかつてにブロック塀を追加工事することは考えられない。
当追加ブロック積み上げ工事は、学校の要請を受け、教育委員会が取り仕切り、高槻市が予算化するという段取りを踏んだものと推量できる。

ただ、予算化する場合、予算の見積もりをする設計会社や設計コンサルに依頼し、市に提出し、入札により、施工業者が落札して施工する。
ブロック工事などは建築業の免許を持っていればどこでもやることができる。しかし、経験がない施工業者に発注すれば、日常業務と異なり、違法などの知識もなく、言われたとおりの工事しかしない。
高槻市が、ちゃんとした発注形態をとっていれば、鉄筋などを入れた写真を添付する必要があり、チェックに引っかかる。しかし、何も引っかからなかったことを考慮すれば、そうした手続きを踏まず、施工業者を特命に近い形で発注した可能性が高い。結果、手抜き工事といわれても仕方ない素人工事だ。

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現場の既存のブロック塀の上に鉄筋もろくに入れず、T字型補強もせず、予算の範囲内でいわれたとおりにやりましたでは、素人施工業者の施工としか言いようがないお粗末工事、それで犠牲者が出るとはいたたまれない。

いつごろ施工されたかなどは、卒業生に聞けば、また、卒業写真などの構内写真を参考すればいつごろ増設工事が行われたか、業者もわかる。
ブロック塀工事を行う近くの建築会社に問い合わせれば、どこの業者が施工したかも判明しよう。

施工業者が、施主の高槻市に対して、指定された工事は建築基準法に違反するとか、指定の仕様では危険だぁと指摘すべき案件だろう。
しかし、それをしなかったというのは1.6メートル×40メートルもの工事を言われるがままに施工したようだ。

違法の増設工事だったとしても、一定間隔で既存のブロックに深く鉄筋を入れ、セメンを流し込み固め、またT字補強をしていれば、倒壊することもなかったはずだ。

建築基準法施行令では、ブロック塀の高さを「2.2メートル以下」と定めている。しかし、倒壊した塀は高さ約3.5メートルだった。
プール設置の1974年に1.9メートルの基礎部分が施工され、プールの目隠し代わりに、その後、約1.6メートル分のブロックを基礎部分に積み上げていた。

大阪府高槻市は18日夜、倒壊した市立寿栄小のプールのそばのブロック塀について、高さが建築基準法の基準の上限を超え、違法状態だったことを明らかにした。市幹部は記者会見で「市の責任は免れないと考えている」と述べ、「事故が起きるまで違法性を認識していなかった」と説明している。
いつ追加工事でブロックが積み上げられたのかも不明、その結果、業者、設計会社も不明という。
以上、

元建築業従事者の記者の意見だぁ。

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[ 2018年6月19日 ]

 

 

 

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