アイコン 米トランプ 中国の北朝鮮貿易制裁に不満 石炭の代わりに鉄鉱石輸入

スポンサード リンク

米トランプが北朝鮮への対応や2国間の通商問題をめぐり中国への不満を募らせており、中国に対して経済的な措置を取ることも検討している。
高官の1人によると、米大統領は、北朝鮮問題に関し、中国にこれまでと異なる対応を取る機会を与えたにもかかわらず、十分な結果が得られていないと感じているという。
米国はこれまで、北朝鮮の核・ミサイル開発を抑えるため経済・外交的な圧力を強めるよう中国に求めている。
中国政府は、北朝鮮に対する自国の影響力は限られているほか、できることは全て実行していると繰り返し主張している。

高官3人によると、トランプ大統領は中国から輸入される鉄鋼への関税など幅広い措置を検討している。
実際に措置が発動されるかは不透明。高官の1人は週内に決断が下されることはないとの見通しを示した。
以上、

 中国は、米国の圧力から北朝鮮のミサイル開発に痺れを切らせ、2月まで今年の石炭の輸入を停止した。しかし、1月と2月で大量に輸入していた。しかも、鉄鉱石の輸入が石炭に代わり急増している。4月は昨年の4.4倍に達していると中国税関当局の資料で明らかになっている。中国の言い分としては、鉄鉱石は民間が使用する分については、国連制裁を受けないことを盾にしている。(石炭の輸入に関しては、人道支援の目的量までの輸入が認可されている。しかし、2016年は、中国は北朝鮮から大幅に超過して輸入していた)

中国政府は遼寧鴻祥集団を北朝鮮との不正取引により昨年9月、馬代表らを逮捕したが、これは米当局の中国政府への通告により、捜査と逮捕に至っている。遼寧鴻祥集団は江沢民一派と深いつながりがある一方で、北朝鮮の高官も利用する企業集団であった。現在でも北朝鮮人脈は江沢民一派(№3の張徳江中央政治局常務委員)が保持しており、江沢民一派を利用するのを嫌う習は、北朝鮮人脈がほとんどなく、就任して5年も経とうとしているのに1回も金正恩と首脳会談さえ開いていない。
首脳会談を開かないことで圧力を行使していると見るのは大きな間違い。北朝鮮貿易制裁にしても習の自由にはならないのが実態。

なおも実権を持つ軍部の長老などの圧力を避けるため、南シナ海の埋め立てなど行い、抵抗勢力の分散を図っている。ただ、地方政府の末端に至るまで利権腐敗は根が深く、江沢民一派の掃討を今もってできていない状況が続いている。腐敗は国家の経済データを司る中国国家統計局すら汚染され、昨年局長らが拘束、局員313人が起訴処分されていた。

スポンサード リンク
[ 2017年6月28日 ]

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ