アイコン サムスンSDI ESS火災消化システム開発 2年間で26件火災発生

 

 

日本でも過去、ESSから出火し、設置や開発が大幅に遅れたが、韓国では火災などお構いなしに設置が進んでいるようだ。

サムスンSDIは14日、最近相次いでいるエネルギー貯蔵装置(ESS)の火災を防ぐため、独自の対策を明らかにした。
同社のバッテリーが採用された全国のESSに対し、同社負担で特殊な消火システムを取り付ける内容だ。
ESSとは、風力発電や太陽光発電による電力を大型バッテリーに貯蔵するシステム。
同社は、高電圧、高電流などにより、ESS内部の温度が一定水準を超えて上昇し、発火した場合、特殊な薬品が自動で噴射され、火を早期に消し止める技術を採用した。
バッテリーセル間の熱拡散遮断材を入れ、延焼を防ぐ技術も取り入れた。

同社は、今月初めから新品のESSに同システムを採用。既に同社のバッテリーを設置済みの1000ヶ所以上のESSには、2000億ウォン(約183億円)をかけ、消火システムを設置する。

サムスンSDIは、昨年7月からバッテリーへの衝撃を検知するセンサーをESSに設置するなど安全対策を強化してきた。

同社関係者は、「これまでの措置だけでは市場と社会の不安を解消するには不十分と判断し、追加で徹底した安全対策の実施を決めた」と説明した。
2017年8月から今年までの2年間に発生したESS火災事故は26件。
うち14件がLG化学、9件がサムスンSDIのバッテリーを使用したESSだった。

韓国の産業通商資源部は、「火災原因は、バッテリー保護システムや運用環境の管理不十分など複合的だ」と指摘した。

サムスンSDIなどバッテリーメーカーも火災原因が、バッテリーの問題ではなく、ESSの運用上の問題だとの認識。

同じバッテリーを搭載しているにもかかわらず、海外では火災が発生していない。
しかし、韓国国内での相次ぐ火災でESSの安全性に対する疑いが強まったことから、今回の対策を講じるに至った。
LG化学も同日、ESSの安全性強化と火災原因究明に関する資料を発表し、「火災拡散の危険性を防ぐ製品の発売を準備中だ」と説明した。
以上、
保護システムはなおざり?
製品自体の問題ではない?
韓国だけで生じている?
それも管理不十分が原因?
消化システムでは火災の根本問題は解決しない。
設置が問題にならないのは韓国の七不思議。

テスラは大規模なESS施設を電力不足のオーストラリアで構築している。

[ 2019年10月15日 ]

 

 

 


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