アイコン ニトリ 241万点回収へ 珪藻土マットなどにアスベスト含有問題波及


ニトリホールディングスは22日、珪藻(けいそう)土を使用したコースターやバスマット9品目、約241万点を自主回収すると発表した。基準を超えるアスベスト(石綿)が含まれている可能性があるという。

回収対象は、2016年12月以降に販売されたバスマット2品目と、コースター7品目の計241万3591点。
厚労省から連絡を受けて調査したところ、基準を上回る含有が確認されたという。
このうちコースター1品目は18日に自主回収を発表している。
破損すると飛散する恐れがあることから、ニトリは二重の袋で保管するよう呼び掛けている。
商品回収後に交換または返金する。
問い合わせ先は(0120)209993。

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珪藻土:藻類の一種である珪藻の殻の化石よりなる堆積物(堆積岩)、主成分は二酸化ケイ素(SiO2)。珪藻の殻には小孔が多数開いている為、珪藻土は体積あたりの重さが非常に小さい。珪藻土の最大の用途は濾過助剤。

アスベスト(石綿)は、蛇紋石や角閃石が繊維状に変形した天然の鉱石で無機繊維状鉱物で、建設資材、電気製品、自動車、家庭用品等に利用されてきたが、現在では発がん物質として使用制限が設けられている。

珪藻土・アスベスト問題では先にカインズがバスマットなど29万点の回収を行っている。
問題は、中国の製造会社の工場にあるとされ、ケイカル板(=珪藻土マット)製造工程において、珪藻土にアスベストを混ぜたり、セメントを混ぜたりしているケースが多いという。ニトリもマットは中国1社に製造させていたようだ。

↓既に回収中


スクロール→

 

対象事業者

商品名等

厚労省

(株)堀木工所

CARACOバスマット、コースター

厚労省

(株)堀木工所

エコ・ホリン

厚労省

(株)カインズ

珪藻土商品

サントリースピリッツ(株)

サントリー樽ものがたり、樽オーク鏡板コースター(珪藻土プレート付)

 

[ 2020年12月23日 ]

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