アイコン スズキ ハスラーなど延140万台リコール エンスト、バックドア保持不能のおそれ 詳細


スズキは19日、3件のリコールを次ぎのとおり、国交省に届け出た。

A、
1、不具合の部位(部品名):燃料装置(燃料タンク)
2、基準不適合状態にあると 認める構造、装置又は 性能の状況及びその原因
樹脂製燃料タンクにおいて、燃料蒸発ガスホースの材料及び圧力調整弁の表面粗さが不適切なため、圧力調整弁が固着するものがある。そのため、そのまま使用を続けると、燃料タンクが負圧になり変形することで、燃料レベルゲージが傾き、燃料計が実際の燃料残量より多く指示するため、燃料残量警告灯が点灯することなく予期せぬ燃料切れとなり、エンストするおそれがある。
3、改善措置の内容:全車両、燃料蒸発ガスホースと通気配管を対策品に交換する。
4、不具合件数:58件/事故の有無、無し
5、対象車両:アルト、アルトラバン、ワゴンR、スペーシア、キャロル、フレア、フレア・ワゴン
6、対象台数:769,032台
7、対象車両製造期間:平成26年12月2日~平成31年4月4日

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B、
1、不具合の部位(部品名):車体(バックドア用バランサ)
2、不具合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因
バックドア用バランサにおいて、内部洗浄工程での乾燥温度が不適切なため、バランサ内部に洗浄水が残っているものがある。そのため、バランサ内部が錆びて、封入しているガスが徐々に漏れ、最悪の場合、バックドアを保持できなくなるおそれがある。
3、改善対策の内容:全車両、バックドア用バランサを良品に交換する。
4、不具合件数:551件/事故の有無、無し
5、対象車両:ハスラー、フレアクロスオーバー、
6、対象台数:311,843台
7、対象車両製造期間:平成26年7月31日~平成29年10月10日

C、
1、不具合の部位(部品名):灯火装置(前照灯)
2、基準不適合状態にあると 認める構造、装置又は 性能の状況及びその原因
ディスチャージ(HID)ヘッドランプにおいて、製造管理が不適切なため、ヘッドランプソケット内のパッキンに揮発性のシリコン化合物が残留しているものがある。そのため、当該残留物がランプの点灯熱で揮発し、HIDバルブとソケットの接点に付着して、接点で発生するアーク放電熱によって絶縁体の酸化シリコンが生成され、導通不良となり、ヘッドランプが点灯できなくなるおそれがある。
3、改善措置の内容:全車両、ヘッドランプソケットを良品に交換するとともに、HIDバルブを新品に交換する。
4、不具合件数:406件/事故の有無、無し
5、対象車両:ハスラー、アルトラバン、フレアクロスオーバー、
6、対象台数:343,877台
7、対象車両製造期間:平成25年12月13日~平成30年8月30日

 

[ 2020年11月19日 ]

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