アイコン 10月の経常収支64ヶ月連続黒字

 

 

財務省の発表によると、日本が海外との貿易やサービスなどの国際間取引でどれだけ稼いだかを示す今年10月の経常収支は1兆8168億円の黒字だった。前年同月に比べて5005億円増え、黒字は64ヶ月連続。

原油価格の下落により原油や天然ガスの輸入が減ったほか、中国からの携帯電話や衣類、台湾からの半導体などの電子部品の輸入も減り、輸出から輸入を差し引いた「貿易収支」が2540億円の黒字に転じたことが主な要因。

一方、日本企業が海外の子会社から受け取った配当や利子などの稼ぎを示す「第一次所得収支」は1兆7775億円の黒字だった。

また「旅行収支」は2035億円の黒字だった。韓国はNOジャパンで大幅減少、中国訪日客の過去の爆買いは消え、相対的に円高もあり、黒字幅は200億円あまり減少している。

 

10月の国際収支=経常収支
2019年
10月収支
前年同月比
 
 
億円
億円
備考
貿易・サービス収支
1,545
7137+
(黒字転化)
 
貿易収支
2,540
5747+
(黒字転化)
輸出
65,399
5,576-
(▲7.9%減少)
輸入
62,859
11,322-
(▲15.3%減少)
サービス収支
995
1391+
(赤字幅縮小)
第一次所得収支
17,775
2,823-
(黒字幅縮小)
第二次所得収支
1,151
691+
(赤字幅縮小)
経常収支
18,168
5005+
(黒字幅拡大)

 

[ 2019年12月 9日 ]

 

 

 


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