アイコン 凋落日本のイノベーション指数 2年間で6位後退の12位 トップ10外へ

 

 

日本は長期にわたるアベノミクスにより企業は利益が出ることから、研究開発投資も特許申請数も後退し続けている。

生産性についても、財界の要請で非正規雇用を拡大させ、所得の減少を専業主婦層を働きに出させて穴埋めさせ、こうして企業だけの好景気が続き人手不足に、今度もまた財界の要望に応えて政府は低賃金の外国人労働者の大量受け入れを決定している。
 
企業は利益が出て困らないことから、生産能力を高める設備投資もせず、世界各国の伸長に置いてけぼりにされ、ランクを2年間で6位も落としている。
生産も技術も困らない限り妙案は浮かばない。一番浮かばないのは利益が出て内部留保に務め、磐石な経営体質に仕立て上げたと自画自賛する片手落ちのサラリーマン経営者たちではないだろうか。
日本の製造業も今やオーナー企業だけが牽引しているようだ。
ドイツがブルームバーグ・イノベーション(創造性・変革・革新)指数の2020年番付でトップに立った。
6年連続で首位だった韓国が2位に後退し、米国は順位を一つ落とし9位となった。
8年目となる同指数は、研究開発(R&D)支出、付加価値製造業、生産性、ハイテク上場企業の集中度、高等教育の効率性、特許など7つの指標を使い数十の基準で各国・地域を分析している。
韓国は半導体化格の暴落や文大統領の政策によるコスト高による設備投資減が影響している。
ドイツのVWは合弁でEV電池工場を建設しているが、日産とNECは合弁のEV電池企業を中国勢に売り飛ばした。全般、その差が出ている。
日本企業は、アベノミクスという温室効果ガスを吸いすぎ、世界も見えなくなり、ラリっている。

 

2020年 ブルームバーグ イノベーション指数 ランキング
ランク
 
総合
R&D
付加価値
生産性
特許
1
ドイツ
88.21
8
4
18
3
2
韓国
88.16
2
3
29
11
3
シンガポール
87.01
12
2
4
5
4
スイス
85.67
3
6
14
19
5
スウェーデン
85.50
4
16
19
18
6
イスラエル
85.03
1
31
15
7
7
フィンランド
84.00
10
15
9
10
8
デンマーク
83.22
7
24
6
24
9
アメリカ
83.17
9
27
12
1
10
フランス
82.75
13
39
16
8
11
オーストリア
82.40
6
11
13
16
12
日本
82.31
5
5
35
12
13
オランダ
81.28
17
28
17
14
14
ベルギー
79.93
11
25
11
13
15
中国
78.80
15
14
47
2
16
アイルランド
78.65
34
1
1
34
17
ノルウェー
76.93
16
51
5
22
18
イギリス
76.03
21
44
27
21
19
イタリー
75.76
24
23
21
20
20
オーストラリア
74.13
18
55
8
6
21
スロベニア
73.93
19
8
20
26
22
カナダ
73.11
22
35
26
9
23
アイスランド
71.58
14
36
3
27
24
チェコ
70.00
20
7
25
31
25
ポーランド
69.98
35
17
39
29
・日本は2019年は9位、2018年は6位
 
 
 
 

[ 2020年1月21日 ]

 

 

 


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