アイコン 北山杉の加藤林産(株)(京都)/自己破産へ


林産品製造・加工の加藤林産(株)(所在地:京都府京都市北区中川北山町***)は4月30日、同日までに事業を停止し、破産申請に向けた事後処理を弁護士に一任した。

負債総額は約6.5億円。

資本金は1000万円。

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同社は昭和40年に設立、業績が低迷する中、事業を断念、今回倒産の事態となった。

担当弁護士は、牧野誠司弁護士(電話番号:075-604-1177)ほかが任命されている。

以下要約。


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破綻要約版

1

破綻企業名

加藤林産(株)

2

本社地

京都市北区中川北山町165

3

代表

加藤照隆

4

設立

1965年

5

資本金

1000万円

6

業種

北山杉床柱材、プレカット材製造業

7

売上高

以前のピーク期、約9億円

2019年6月期、約1億円

8

破たん

2021年4月30日

事業停止、弁護士一任/自己破産申請の準備中

9

受任弁護士

牧野誠司弁護士(弁護士法人伏見総合法律事務所)ほか

電話:075-604-1177

10

裁判所

未定

11

負債額

約6億円

12

破綻事由

同社は京都北山に広大な山林を所有し、北山杉の床柱材、プレカット材などの木材加工販売業者。しかし、住宅における木材が集成材や安価な外材に移行し、また和室の激減から同社材のニーズは減少し続け、以前は9億円前後あった売上高も漸減、最近は1億円前後まで減少、先行きの見通しも立たないことから、今回の事態に至った。

 

眼下、米材価格は急騰しているが、これは米国の新コロナ事態で集合住宅を嫌い、戸建て需要の急増によるもの。一巡すれば、価格は落ち着き、今回の一時的な国産材の価格見直しもまた以前のようになる。

国が政策により輸入量を制限するなど、抜本的な対策を講じない限り、日本の山林は荒れ続け、自然災害の増加にもつながる。

日本が大量に外材を購入し続ける限り、地球の山林も荒廃し続け、地球温暖化にもつながっている。

 

[ 2021年6月 7日 ]
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