アイコン ホテルニューヒロデン/特別清算開始命令 ホテル <広島市> 新型コロナ関連倒産


(株)ホテルニューヒロデン(所在地:広島市中区東千田町2丁目*** 代表清算人:佐々木亨)は6月2日付、広島地裁において特別清算開始命令を受けました。官報より参照。

負債総額は約6億円。

資本金は1億円。

同社は昭和48年2月に設立したホテル運営会社、広島電鉄の連結子会社で、新型コロナの影響もあり令和2年6月に解散、今回の措置となった。

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事件番号は令和3年(ヒ)第1005号となっています。

以下要約。


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破綻要約版

1

破綻企業名

(株)ホテルニューヒロデン

2

本社地

広島市中区東千田町2-9-29

3

代表

代表清算人:佐々木亨

4

設立

1973年2月

5

資本金

1億円

6

業種

「ホテルニューヒロデン」経営会社

7

売上高

以前のピーク期。約15億円

2020年3月期、約10億円/赤字

8

破たん

2021年6月2日

特別清算

9

受任弁護士

 

 

10

裁判所

広島地方裁判所

11

負債額

約2.5億円

12

破綻事由

同社は市内電車の広島電鉄子会社で1974年にJR広島駅近くに結婚式場や宴会場を備え256室の大型の「ホテルニューヒロデン」をオープンさせ経営してきた。しかし、最近では宴会や結婚式も少なくなり、また近隣には競合ホテルも乱立、同社のホテルは老朽化もあり、売上不振が続き、昨年は新コロナの影響をさほど受けていない3月期にもかかわらず赤字になるなど、経営不振に至っていた。

そうした中、昨年4月以降は、新コロナの影響を大きく受け、今後の大規模改修工事の投資で立て直しできるか検討したものの確実性がなく、親会社の広電が3月31日の株主総会で解散を決議していた。

 

広電からホテル事業がなくなった。観光都市「ヒロシマ」の交通機関として一つくらいシティホテルは欲しいものだが、新コロナで本体も打撃を受けており、仕方ないことだろう。

元広島住民としてさびしい。

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広島電鉄

連結/百万円

19/3

20/3

21/3

売上高

36,545

32,910

25,409

営業利益

-384

-309

-6,057

経常利益

-322

-290

-6,049

当期利益

636

629

-3,291

総資産

88,758

89,831

92,121

自己資本

41,068

41,130

38,395

資本金

2,335

2,335

2,335

有利子負債

19,775

20,248

21,901

自己資本率

46.3%

45.8%

41.7%

 

[ 2021年6月17日 ]
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※記事の削除等は問合せにて。

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