アイコン テラと新コロナ治療薬研究の「CENEGENICS JAPAN」/破産手続き開始決定 <東京>


新型コロナウイルスの治療法の研究をしていた、免疫治療法・幹細胞治療などの医療機関のCENEGENICS JAPAN(株)(所在地:東京都千代田区丸の内1-11-1 代表:藤野亜実)は9月6日、東京地裁において破産手続き開始決定を受けた。

負債総額は現在精査中。

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報道によれば、2021年1月中旬以降に、新型コロナウイルス治療法を共同研究をしていたテラ(株)との信頼関係が瓦解、同社との共同事業契約書を解除されていた。

破産管財人には「光和総合法律事務所」の伊藤信彦弁護士(電話番号:03-5562-2566)が選任されている。

破産債権の届出期間は令和3年10月11日まで、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和3年12月20日午後2時。


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破綻要約版

1

破綻企業名

CENEGENICS JAPAN(株)

2

本社地

東京都千代田区丸の内1-11-1

3

代表

藤森徹也

4

設立

2020年3月、

5

資本金

1億9000万円

6

業種

遺伝子・細胞・組織などの先端医療支援事業

8

破たん

2021年9月6日、

破産手続きの開始決定

9

破産管財人

伊藤信彦弁護士(光和総合法律事務所)

電話:03-5562-2566

10

裁判所

東京地方裁判所

12

破綻事由

同社は、米セネジェニックス研究所の日本拠点と連携して、免疫治療法・幹細胞治療など高度ながん治療の提供を目指し設立された会社。

設立されたばかりの昨年4月にはJQ上場のテラと新型コロナウイルスに対する間葉系幹細胞を用いた治療法の開発に関し共同研究の契約締結、新薬開発を発表していた。

この発表を受け、テラの株価は同年4月24日の151円から上昇し続け一時2175円まで吹っ飛んでいた。

 しかし、テラが同年10月に発表した同社を割当先とした第三者割当増資が、テラで資金調達が進まずできなかったほか、同年12月にテラの役員会の議事内容がネット上に漏洩、テラが同社との関係解除を通告し、違約金請求まで行った。

こうしたことを受け、テラと同社は今年3月6日 株価操作による金融商品取引法違反の疑いで証券取引等監視委員会から強制調査を受けていた。

 

[ 2021年9月 8日 ]
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