旧朝日塾中高一貫校運営の「夕日」/特別清算開始決定 <岡山>
破綻要約版 |
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破綻企業名 |
(株)夕日 |
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旧本店地 |
岡山市北区御津紙工 |
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現在の本店地 |
東京都中央区八重洲2-8-7 |
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代表 |
代表清算人:鳥海望美 |
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設立 |
2003年6月、 |
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資本金 |
5000万円 |
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業種 |
学校運営会社 |
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破たん |
2021年9月16日、 |
特別清算の手続き開始決定 |
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9 |
裁判所 |
東京地方裁判所 |
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負債額 |
約12億円 |
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破綻事由 |
朝日塾中等教育学校の前身校である朝日塾中学校・高等学校は、地域を限定して規制を緩和する構造改革特別区域法(構造改革特区)により、2003年に内閣総理大臣から認められた御津町教育特区の「研究開発推進学校」であり、日本で最初の株式会社が設置する中学校・高等学校であった。 朝日塾中・高の設置者は、学校法人朝日学園(朝日塾幼稚園・朝日塾小学校を経営する)を母体とする株式会社朝日学園で、開校当初は特区指定を受けたことによる長所を活用すべく、文科省が策定した学習指導要領に捉われない独自のカリキュラムを採用するなど他校にないシステムで注目を浴びた。 しかし、立地場所が市街地から遠く、株式会社であることなどがマイナスイメージになり定員割れに陥った。また、株式会社であるため固定資産税などが一般企業と同様に課税され、文科省からの補助金も受けられないことも経営を圧迫した。 そして、現地に中学校が開校してから7年後、累積赤字が13億円を超え、事業をグループ企業に振り分け、朝日塾中学校・高等学校は、別のグループ法人により朝日塾中等教育学校へと変更された。旧朝日塾中学校・高等学校を引き継いだグループ法人は今年になり解散を決議、社名も(株)夕日に変更し、本店地も東京に移転していた。 なお、現在は学校法人みつ朝日学園により、朝日塾中等教育学校として運営されている。 |