日産自子会社の「日産マリーン」/特別清算開始命令 <横浜> 舟艇製造・販売
舟艇・同エンジンの製造・販売の日産マリーン(株)(所在地:神奈川県横浜市西区高島1-1-1 代表清算人:笹川裕樹)は9月24日、横浜地裁において特別清算開始命令を受けた。
負債総額は約8億円。
資本金は2億4000万円。
同社は平成7年8月に日産自動車の子会社として設立、業績が低迷する中、舟艇製造・販売を終了しその後解散、今回の措置となった。
事件番号は令和3年(ヒ)第1003号となっています。
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破綻 要約版 |
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破綻企業名 |
日産マリーン(株) |
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本社地 |
神奈川県横浜市西区高島1-1-1 |
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代表 |
代表清算人:笹川裕樹 |
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設立 |
1995年8月、 |
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資本金 |
2億4000万円、 |
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業種 |
プレジャーボート・エンジン製造・販売・マリーナ運営 |
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売上高 |
売上高のピーク期、約40億円 |
2016年3月期、約5億円 |
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破たん |
2021年9月24日. |
特別清算手続きの開始決定 |
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裁判所 |
横浜地方裁判所 |
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負債額 |
約8億円 |
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破綻事由 |
同社は日産自動車の完全子会社。プレジャーボートは一般向けから、防衛省や官庁などから特注品や水陸両用バス、遊覧船なども受注し、海外からも受注し、自社で設計し、製造していた。しかし、リーマンショック後、受注は減り続け、海外営業からも撤退、2016年までに営業停止、その後はアフターサービスに専念していた。 同社は今年解散を決議し、今回の清算となった。 |
自動車・バイクメーカーの日本勢は舟艇とともに舶用小型エンジンを販売しており、ホンダ・ヤマハ・スズキの舶用小型エンジンは世界でも定評があり、世界展開している。
トヨタはレクサスLY650をリリースし、米国で主に販売している。
トヨタは、高級クルーザーの販売にシフトしており、エンジンはボルボ製を搭載。LY650の価格は4.5億円。
ヤマハもイルカのような高級ボートを1.5億円で販売。ヤマハ・イグザルト43もエンジンはボルボ製を搭載している。舶用の高出力エンジンはボルボ製のようだ。