追報:クリーニング店の「伊勢津ドライ」/破産手続き開始決定 <大阪> 新型コロナ関連倒産
続報。(株)伊勢津ドライ(所在地:大阪府交野市星田北1丁目38番2号*** )は9月27日付、大阪地裁において破産手続きの開始決定を受けました。官報より参照。
民事再生申請時の負債総額は約7.5億円。
同社は大阪や奈良などに4ヶ所の工場を持ち、クリーニング店を主にスーパーに併設する出店形態で店舗展開。
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「百円クリーング」として以前は百店舗あまり出店し10万人以上の会員を獲得していた。しかし、競合激化や消費不況から各地に設置されるコインランドリーなどの影響も受け、同社は不採算店も多くなり店舗数の縮小を図ってきた。
しかし、店舗撤退により財務内容の悪化を招き、借入金も大きく、経営不振に陥った。2019年には中小企業再生支援協議会の支援の下、再建に着手。ところが2020年になると予期せぬ新コロナの疫病、外出自粛・テレワークの増加などにより客数が減少し続け、ここにきて資金繰りも急悪化、民事再生を申請、決定となっていたが廃止となり、今回の事態に至った。
破産管財人には、服部散弁護士が選任されているとのこと。
事件番号は令和3年(フ)第3801号となっています。
[ 2021年10月 6日 ]
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