新電力の「信州電力」/破産手続き開始決定 <長野>
新電力の信州電力(株)(所在地:長野県飯田市東和町3丁目*** )は10月21日付、長野地裁飯田支部において破産手続きの開始決定を受けました。官報より参照。
負債総額は約2億円。
破産管財人には、長谷川敬子弁護士が選任されているとのこと。
破産債権の届出期間は令和4年1月7日まで、財産状況報告集会・一般調査・廃止意見聴取・計算報告の期日は令和4年2月7日午後2時。
事件番号は令和3年(フ)第44号となっています。
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破綻 要約版 JC-NET |
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1 |
破綻企業名 |
信州電力(株) |
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本社地 |
長野県飯田市東和町3丁目5361-6 |
3 |
代表 |
中嶋康介 |
4 |
設立 |
2016年10月、 |
5 |
資本金 |
950万円 |
6 |
業種 |
新電力事業での電力小売業者 |
7 |
売上高 |
2021年4月期、約3億円、赤字1.6億円。 |
8 |
破たん |
2021年10月21日、 |
破産手続きの開始決定 |
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9 |
破産管財人 |
長谷川敬子弁護士(弁護士法人ふじ総合法律事務所) |
電話:0265-25-4760 |
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裁判所 |
長野地裁飯田支部 |
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負債額 |
約2億円 |
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破綻事由 |
同社は、今年の冬の電力需要の逼迫により、電力調達元の市場価格が高騰し、同社が顧客と契約している電力料金と大きな逆ザヤが発生、同社は急激に資金繰りを悪化させ、今回の事態に至った。
新電力事業は政府の電力自由化の産物だが、システム作りが杜撰だったため、こうした問題を引き起こし、電力会社系列以外の独立系の多くの新電力事業者が窮地に追い込まれたり、大赤字を出している。 |