アイコン 「小山ロール」の(株) パティシエ エス コヤマ 2度目の長時間労働是正勧告


兵庫県の伊丹労働基準監督署は、「小山ロール」などで知られる人気洋菓子店「パティシエ エス コヤマ」の運営会社(株) パティシエ エス コヤマ(兵庫県三田市ゆりのき台5-32-1/代表:小山進/2003年11月設立)が、過労死ラインとされる月100時間以上の残業を社員にさせ、労働基準法に違反したなどとして、2度にわたり是正勧告を発していたと報じられている。

製造や販売、営業にあたる社員55人に月100時間以上の時間外労働をさせたとして、2018年1月15日付で是正勧告を受けた。残業が月161時間に上った人もいたという。しかし、改善せず、今年の1月14日付で48人に対する2度目の勧告を受けた。

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同社は、同3月19日付で同監督署に是正報告書を提出。現在、労働環境の改善と、調査で明らかになった時間外手当の未払い分の支払いを進めているという。

同社は、京都市出身の小山進氏(57)が2003年に三田市で創業・設立。小山氏はフランスのチョコレート品評会で数々の受賞歴があり、2019年には「世界最高峰のチョコ職人100人」に選出されるなど世界的に活躍している。
小山氏は「できる限り機械に頼らず手作りにこだわっており、そこが多くの人に評価されてきたと思う。従業員もその技術を学びたいと集まってくれていたが、法律は守らないといけない。反省し、継続して改善に努める」とのコメントを出した。
以上、

言い訳にすぎんだろう。
しかも1回目の勧告から3年経っての2回目、タレ込みでもなかったら是正するつもりもなかったのだろう。

正社員ではなく非正規雇用者が大半の同社は、非正規雇用者に対しては問題ないのであろうか。技術を習得するためだとしても時間を犠牲にするには限度があろう。社長が修行していた時代と現在は30年以上異なる。

気になるのは2度目が今年1月、時間外労働の未払い分を現在進めていると報道されていること。ということは9ヶ月も経つのにこれまで支払っていないことになる。
新コロナの影響を大きく受けているのかもしれない。

同社は本店の広大な敷地にケーキのマチを作り上げ、テーマごとの店舗や通販、百貨店の催事など限られたところで販売している。以前は本店だけでも日に4000人以上が訪れていたという。

また、TVに出演すればさらに売れるだろうが、こうしたネガティブ報道が続けばTV局も取り扱いにくいだろう。

困らなければ知恵は出せないし、出さない。今度は小山氏も知恵やアイデアを出すことだろう。

[ 2021年11月 4日 ]

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