追報:慶応2年創業 観光船運航の「千鳥観光汽船」/民事再生手続き開始決定 <沼津市> 新型コロナ関連倒産
続報。観光船運航・マリンレジャーなどの千鳥観光汽船(株)(所在地:静岡県沼津市内浦三津43番地の7 )は10月25日付、静岡地裁沼津支部において再生手続きの開始決定を受けました。官報より参照。
民事再生申請時の負債総額は約5億円。
同社は慶応2年創業、昭和24年に法人化へ、新型コロナによる影響で業績が急激に悪化、今回の措置となったが、営業は継続中で、スポンサーも決定済みとのこと。
再生債権の届出期間は令和3年11月25日まで。
再生債権の一般調査期間は令和4年1月11日から令和4年1月18日まで。
事件番号は令和3年(再)第2号となっています。
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破綻 要約版 JC-NET |
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破綻企業名 |
千鳥観光汽船(株) |
2 |
本社地 |
静岡県沼津市内浦三津43-7 |
3 |
代表 |
大川隆久 |
4 |
創業 |
1866年、慶応2年 |
5 |
設立 |
1949年2月、 |
6 |
業種 |
夏季限定定期船および内浦湾の遊覧船運航 |
7 |
売上高 |
2020年12月期、約1億円 |
8 |
破たん |
2021年10月25日、 |
民事再生法の手続き開始決定 |
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9 |
監督員 |
白井正人弁護士(はまゆう法律事務所) |
電話:055-934-5300 |
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裁判所 |
静岡地裁沼津支部 |
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負債額 |
約5億円 |
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破綻事由 |
同社は富士山を望む沼津内浦湾の遊覧観光船運航会社。夏季限定で定期船も運航、本店の千鳥会館では食堂経営や干物などの土産品も販売していた。しかし、今般の新コロナ惨禍により、乗船観光客が激減、長期になっていることから財務内容も悪化させていた。今般、スポンサーもしくは譲渡先を決定した上での民事再生の申請となっている。 なお、民事再生の申請であり、運航や営業は継続して行われている。 |