東京理科大発ベンチャーの「アクテイブ」/破産手続き開始決定 <千葉>
高機能性樹脂材の製品製造販売のアクテイブ(株)(所在地:千葉県野田市山崎***)は11月8日、千葉地裁において破産手続き開始決定を受けた。
負債総額は約7.7億円。
資本金は1億円。
同社は平成19年8月に設立した大学系のベンチャー企業、業績が低迷する中、度重なる問題を抱え事業を断念、今回倒産の事態となった。
破産管財人はアライズ総合法律事務所の鈴木隆文弁護士(電話番号:047-376-6556)が選任されている。
以下要約。
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破綻 要約版 JC-NET |
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1 |
破綻企業名 |
アクテイブ(株) |
2 |
本社地 |
千葉県野田市山崎2641 |
3 |
代表 |
長濱正光 |
4 |
設立 |
2007年8月、 |
5 |
資本金 |
1億906万円 |
6 |
業種 |
東京理科大学発のベンチャー |
高機能性樹脂材使用のポリ袋製造 |
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7 |
売上高 |
以前のピーク期、約9億円 |
2021年4月期、約1億円 |
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8 |
破たん |
2021年11月8日、 |
破産手続きの開始決定 |
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9 |
破産管財人 |
鈴木隆文弁護士(アライズ総合法律事務所) |
電話:047-376-6556 |
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10 |
裁判所 |
千葉地方裁判所 |
11 |
負債額 |
約7.5億円 |
12 |
破綻事由 |
同社は、ナノベシクル化技術を用いた高機能性樹脂材を原料とした製品の製造販売を目的にした東京理科大学発のベンチャー企業。地球温暖化対策に同原料を使用して焼却時にCO2排出を大幅に削減できるポリ袋などの製造販売していた。しかし、主力取引先が取引を解消し、売上不振から経営不振に陥り、これまでの研究開発費や工場 などの設備投資にかかわる借り入れ負担も大きく、今回の事態に至った。 なお、同社はすでに工場は売却している。 |